実業家であり茶人の原三渓(富太郎)により造園された三渓園は、横浜市中区にあり17ヘクタールに17棟の日本建築を有する広大な日本庭園です。
桜の名所として知られる三渓園の、桜の見頃やライトアップの期間、花見の時期の駐車場の混雑状況等について、ご紹介します。
三渓園の桜の見頃はいつ?
三渓園では季節になると、広大な敷地内でソメイヨシノやヤマザクラ、オオシマザクラ中心に、約300本の桜が咲き誇ります。
外苑や大池の周辺、そして旧燈明寺本堂周辺が、特におすすめの桜スポットです。
桜については、毎年、3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えることから、『観桜の夕べ』が催されます。
三渓園の園内では他にも、観梅会や蛍の夕べ、早朝観蓮会、菊花展等々の時期に応じた様々な催し物が開かれています。
ここまで、園内の桜について先に触れましたが、本牧通り側から正門まで伸びる約500メートルの桜道も、この周辺の桜の見どころの一つです。
三渓園の桜のライトアップ期間は?
2018年は3月31日(土)から4月8日(日)までを予定しています。
午後8時30分まで入園でき、閉園は21時となります。
ライトアップは日没から始まります。
夜桜のみならず、旧燈明寺三重塔のライトアップも素晴らしく、一見の価値があります。
ライトアップは決してこうこうと明るく照らし出すというものではなく、控えめに演出しているという感じです。
三渓園の駐車場の混雑状況で桜の時期は?
三渓園にほど近い本牧地区に住む知人によれば、毎年桜が見頃を迎えるシーズンは、自宅の駐車場から車を出しにくいほど、園周辺の駐車場への入退場の車の列で大渋滞するそうです。
シーズン中の三渓園の正門前の駐車場は、午前中にほぼ一杯になってしまいます。
いったん満車になると、30分~1時間待ちという状態になります。
そんな状況ですから、公式サイトにもある通り、桜の季節は公共の交通機関を利用するのがおすすめです。
比較的スマートなのが、JR根岸駅から市営バス1番乗り場から三渓園の最寄りの『本牧』バス停下車徒歩10分、のルートです。市営バスの58、99、101の3系統のバスが利用できます。
それでも、どうしても都合によりマイカーを利用せざるを得ない方は、混雑必至な三渓園の正門前の駐車場は避けて、南門の方に位置する『本牧市民公園駐車場』(中区本牧三之谷59-2)がおすすめです。
と言いますか、正門前の駐車場が満車の時にはこちらに案内されることになります。
ここは24時間営業で、収容台数は普通車316台と広く、料金は1時間200円(以降30分100円)とリーズナブルな料金設定です。
駐車場から直接三渓園に入っていけるので、正門側からは遠くなりますが、ある意味便利です。
【三渓園】
住所/横浜市中区本牧三之谷58-1
電話番号/045-621-0634
開園時間/9時から17時まで(入園は閉園の30分前まで)
休園日/12月29日、30日、31日(臨時休園の場合あり)
入園料/大人700円、子供200円(シニア、団体料金等の割引あり)
まとめ
三渓園の夜桜のライトアップは、数年前にニュースステーションで夜桜の中継が行われたこともあるくらい綺麗で、幻想的な風景が広がります。
近年は桜の開花状況もその時になってみないとわからない(予想できない)ようなこともありますが、インターネットでまめに直近の状況を把握しておきましょう。
三渓園の園内には、各種の茶店もあり、美味しくお腹を満たしてくれます。こうした楽しみも交えてゆっくりと園内の桜を愛でたいものですね。
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