早春の訪れを感じさせてくれるものの一つに、梅の開花がありますね。
まだまだ寒い2月から3月中旬頃にかけて、比較的長く咲く梅の花を毎年楽しみにしている人も多いはずです。
ここでは、横浜で梅の花見をするならココというスポットや、開花時期のご紹介をします。
横浜で梅の花見ができる場所は?
横浜市内で梅の花見が楽しめるスポットを、ピックアップしました。ご参考にどうぞ。
一定以上の規模があるところでは、観梅会のイベントがありますので、そうしたイベントに参加することでより一層梅を楽しむことができますね。
【大倉山公園】(港北区)
大倉山記念館の奥に位置している梅林で、1月下旬から3月にかけて『白加賀』『豊後』など、32種約200本の梅が咲きます。
『思いのまま』という、1本の木に紅白の異なる色の花を一緒につける珍しい品種も観られます。
昭和6年以来の歴史ある梅林で、大倉山観梅会での野点等のイベントがあります。
東急東横線『大倉山駅』下車徒歩3分
【岡村公園】(磯子区)
隣接する岡村天満宮が梅の名所で、大きな梅林(敷地は約7千㎡)があります。
約150本の梅を、散策路を歩きながら楽しめます。見ごろは2月下旬~3月中旬で、岡村天満宮の境内の梅ともども、多くの人が観梅を楽しみます。
岡村公園の野球場のバックネット裏あたりからは、富士山が裾野まで見える遠景が望める富士見の名所となっていますので、こちらも要チェックです。
JR根岸・京浜東北線『根岸駅』または『磯子駅』より、市営バス78系統『天神前』バス停下車徒歩10分。
【久良岐公園】(港南区)
梅林に、紅梅白梅合わせて約40本の梅があります。
決して派手ではありませんが、周囲が緑に囲まれた園内は、格好の散歩コースになっています。
京急線屏風ケ浦駅下車、徒歩20分
JR根岸線磯子駅・京急屏風ケ浦駅より市営バス『久良岐公園前』バス停下車
市営地下鉄ブルーライン・京急線上大岡駅から京急バス『久良岐公園前』バス停下車
【根岸森林公園】(中区)
競馬場跡地を活かした広大な敷地に、70種類、約300本の梅が梅林に咲きます。
梅林には通路があって、順に観て歩きやすくなっています。
2月初めには『梅まつり』が行われ、野点(有料)、ポニーとの写真撮影会(無料)、ガイドツアー(無料)が楽しめます(イベントの内容については変動があります)。
梅林のあたりには売店やトイレはありませんので、中央入り口のインフォメーションで、必要な方は用事を済ませてから梅林に向かいましょう。
JR根岸駅・桜木町駅・横浜駅より横浜市営バスで『旭台』バス停下車。
駐車場:有料200台。
横浜の梅の名所でおすすめはどこ?
以上の公園カテゴリーには含みませんでしたが、規模も見ごたえも横浜を代表する梅の名所があります。
古くから梅の名所としてもその名を知られている、横浜市中区にある三渓園です。
紅梅白梅が合計で約600本というのは、圧倒的な規模です。
広い園内なので、600本といってもさほど多くあるようには感じないくらいです。
枝ぶりが地を這う竜の様な『臥竜梅(がりょうばい)』や、上海市から贈られた、がくが緑色の『緑萼梅』は、レアな品種で一見の価値ありです。
梅の見頃の時期には『観梅会』があり、毎年これを楽しみにしている人も多いです。
2017年の観梅会では、期間中毎日、初音茶屋での麦湯無料接待がありました。
そのほか、梅などの盆栽展、俳句大会(参加費別途)、猿回し、お囃子といったイベントも期間中にあり、子供達にも人気のため、とても盛り上がります。
2018年は、2月10日(土)~3月4日(日)開催の予定です。
食事についてですが、ここは飲食禁止場所以外なら、持ち込みでも飲食ができます。
ベンチもたくさんありますので、ちょっと寒いかもですが花見を楽しみながらの食事もできますよ。
また食事処や団子などの軽食処もあり、『三渓園蕎麦』は優しい甘みのあるお蕎麦で、なかなか美味です!
なお、三渓園では日に何度かの園内ツアーもあります(ボランティア活動による)。こちらに参加することで、園内の名所の解説も聞くことができます。
【三渓園】
横浜市中区本牧三之谷58-1
045-621-0634
開園時間:9時から17時まで(入園は閉園の30分前まで)
休園日:12月29日、30日、31日(臨時休園の場合あり)
入園料:大人700円、子供200円(シニア、団体料金等の割引あり)
横浜の梅の開花はいつ?
横浜の梅の開花時期ですが、割と幅があり、遅咲きの種類も含めれば、2月から3月中旬頃まで楽しめます。
3月で小春日和ならば、お弁当を持って梅見に出かけて行きたくなってしまいますね。
逆に早咲きとなる暖冬では、早くも1月中に咲き始めて満開になってしまうこともあります。
まとめ
以上、横浜市内での梅見の名所についてご紹介しました。
桜と異なり梅の花は比較的長い期間にわたって観ることができますので、梅の開花シーズンの中で何箇所かを観て回るというのも良いでしょう。
本記事が、あなたの横浜での観梅のお役に立てれば幸いです。
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