大学受験生にとって、お正月を迎えた瞬間から共通テストの厳しい日程が迫りつつあります。この時期にお正月気分に浸る余裕などほとんど存在しないでしょう。
私自身もかつては「受験戦士」として、試験当日に至るまで、試験会場に足を踏み入れるその瞬間まで、英単語、熟語、数学の解法、歴史の年代など、暗記すべき事柄を一つでも多く頭に叩き込むために鍛錬しました。
新年明け早々、多くの受験生にとっては最初の大きな試練である共通テストが控えています。共通テストの前日や当日に、皆さんが余計なストレスを抱えないよう、服装に関する重要な注意事項とおすすめの服装・持ち物について詳しくご紹介しましょう。
共通テストの服装での注意事項は?
まず、共通テストにおける服装に関する重要な点について考えてみましょう。
当日の服装選びについて疑問を抱えている方もいるでしょう。この基本的な情報は知識がない人も多いです。
共通テストは受験者にとって非常に重要な本番の試験です。
この日には現役の高校生だけでなく、既卒者も受験します。
ただし、既卒者がわざわざ出身校の制服を引っ張り出して着ることはほとんどありません。
なぜなら、実際に現役の高校生である場合と同様、既卒者にも服装についての厳格な規定は存在しないのです。
そのため、既卒者であっても高校時代の制服を着て受験することができるのです。
この点については非常に柔軟です。
また、現役の高校生が共通テストを受験する際の服装についても、実際のところは自由です。
制服であろうが私服であろうが、受験生の好みに合わせて選ぶことができます。
私の受験当時の経験から言えば、制服を着る受験生と私服を着る受験生の比率は約7対3ほどでした。
服装の選択に迷っている場合、余分な緊張感を抱かずに着られる服装を選ぶことをおすすめします。
あなたの性格や好みによっても服装の選択が変わるかもしれません。
同じ学校の友人たちと同じ服装で受験することで安心感を感じるタイプであれば、制服を選ぶこともあります。
高校生らしい制服は、普段から着慣れており、受験本番にシャキッとした気分で臨むのに役立つことでしょう。
一方で、休日に着る服や、試験後に着替える私服がリラックスできて受験に向かうのに適している場合もあります。その点はあなた自身の快適さを重視しましょう。
また、共通テスト当日の服装に関する注意事項として、試験科目に関連する服装は禁止されています。
具体的には、試験会場で英文字、地図、漢字がプリントされている服装を着用していた場合、それらを隠すために何かを着るか、服装を脱ぐように指示されることがあるでしょう。
企業のロゴが問題視される場合もありますので、安全策として疑わしい服は避けることをおすすめします。
受験当日の試験科目に関わらず、服装に関する規定は適用されますので、注意が必要です。
共通テストの服装でおすすめは?
以上の服装に関する注意事項は規範的な意味でのものであり、実質的な快適さも考慮に入れるべきです。特に共通テスト当日は会場の温度や気温が異なることがあり、快適な服装が非常に重要です。暑さや寒さに対応できる服を選びましょう。
また、特定の規定はないものの、ニット帽は髪を隠すために使用されることがあるため、避けることをおすすめします。試験会場では帽子を外すように指示されることがあるかもしれません。
当日の試験会場の状況にもよりますが、『暑い』『寒い』が、会場によってあるいは同じ会場でも時間帯によって、かなり差が出てくる可能性があります。
そんな時に、サッと羽織ったり、逆に1枚脱いだりできるような軽快な服装があると安心です。
たとえばカーディガンやパーカ、ジップポロなど、前開きの可能な服装ならば着脱が容易なので、おすすめです。
パーカで思い出しましたが、普段自分はあまり着用しないものですから、たまに着ると肩が凝った経験がありました(笑)。お気をつけください。
ゆったりとした服があなたにとって快適でリラックスできて、受験本番に良い方に影響しそうなら、そういう服で良いでしょう。
逆に、いつも制服で通学していて制服のタイトな感じを良い緊張感に結びつけて、試験本番に気合がより入りそう、というのならそれもアリなのです。
ですが、一般的に言えば、長時間に及ぶ試験では、やはり休日等に着ているような私服の方が『肩の力が抜けて』おすすめですよ。
そのほか、服装の用意としておすすめなのは、良くいわれるところですが『重ね着用の服』、『(防寒用)手袋』、『マスク(喉に湿り気を)』、『マフラー』あたりですね。
マフラーは、ひざ掛けがわりにもなりますが、試験会場で使って良いかは、念のため前もって試験監督に確認しましょう。
共通テストの持ち物でおすすめは?
共通テスト当日の服装に関する注意事項を把握したら、次は持ち物について考えてみましょう。
試験当日に便利な持ち物を用意しておくことは、試験当日の快適さや安心感を高めるのに役立ちます。
まずは交通費や受験票など、必需品を持参することを忘れないようにしましょう。その他にも以下の持ち物がおすすめです。
・目薬:暖房の効いている試験会場ではあると便利です。乾燥しがちな空気の中、目をスッキリさせてくれます(これもまた、念のため試験官に机上に置いておいて良いか否かを事前に確認しておきます。確認できなければカバンの中に)。
・腕時計2本:試験会場は壁時計等がないところもありますので、そうした状況では自分の腕時計が時間管理の大事なツールとなります。ふだんスマホを時計がわりにしているというあなたも、この時ばかりはスペア分も含めて2本の腕時計を用意しましょう(もちろん電卓付きのものは不可です)。
・ティッシュペーパー:箱入りのものは箱から出しておく、個包装のものでも、背中側の広告面は取り出しておくのが無難です。
・昼食やドリンク類:自宅の最寄駅の方のコンビニで買っておくか、自前で用意しておくのがベスト。会場でも手に入るかもしれませんが、大抵並びますのでその時間がもったいないです。その並んでいる待ち時間の分、勉強しておきましょう。
・黒鉛筆と鉛筆削り:シャープペンシルも持ち込み不可ではありませんが、マークシートは必ず黒鉛筆で回答するようにします(読み取りしやすいように。ちなみに、和歌や格言等が印刷されているものは不可)。
・カイロ:寒さに備えて持参すると、試験中に快適さを保つのに役立ちます。低温やけどに注意しつつ、必要なら適宜使いましょう。
・ステンレスマグ等保温の効くボトル:飲み慣れている温かい飲み物があればそれがベスト。炭酸系は避けた方が良いです。
まとめ
受験本番の皮切りとも言える、共通テスト。
できるだけ平常心で、そして前向きに普段培った学力を出し切りましょう。
そのためにも、当日の服装や持ち物であれこれ悩まずにいられるよう、この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
受験の当日その日まで、最後まで目標目指して顔晴りましょう!
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