一人暮らしを始めるのをきっかけで、大好きな猫を飼い始める人もいるかもしれません。
自分も数年前に、引越しとともに思い切って猫というパートナーを得て飼い始めました。
体験談も交えて、一人暮らしで猫を飼うのは可能なのか?飼えるならその飼い方は?トイレの世話はどうする?といった疑問にお答えします。
一人暮らしで猫を飼うのは可能?
結論はもう言ってしまってますが、一人暮らしで猫を飼うことは可能です。
本来猫は、犬のように群れをなすことをさほど好まない動物。
『寝る子』からその名が来ているように、ともすれば一日中眠っていたりで、相向き合っていなければならない時間は実は少なめです。
一番大事なことを言いますが、それはずっと猫を自分のパートナーとして飼い続ける覚悟を決めること、です。
人間と猫とを同列には論じられませんが、それでもあえて言わせていただくと、子供を産んだらその子を家族として育てていくことと、変わらないと思います。
よく言われる不安面の一つに、『会社や学校から帰ってこられない時に猫の体調が悪かったら、どうしよう?』というものがあります。
確かに実家の家族や親戚、親しい友人知人が近隣にいない場合には、気になることかもしれません。
ですがこれにしても、今は良い時代で、ペットシッターも利用可能ですし、動物病院で緊急に診てもらってそのまま預かってくれるというところもありますので、事前に調べてみると良いでしょう。
猫の種類やオスメスの違い、年齢等によっても違いはあるかもしれませんが、そもそも、例えば人間の子供ほどには頻繁に体調を崩すことは少ないように思います。
ウチの子の場合、6歳ほどになりますが若いということもあり、おかげさまで体調を崩して病院に連れて行ったことはまだ一度もありません。
もちろん、この先も全くないとは断言できませんが、『なんとかなる』くらいに楽観的に構えていないと、飼えるものも飼えなくなってしまいます。
【体験談】一人暮らしでの猫の飼い方
自分の場合がそうだったのですが、どうせ飼い始めるのなら、一人暮らしでも子猫から飼ってみたいと考え、実際に子猫から飼い始めました。
かといって、本当に生まれたてで自分ではウンチもできないような生後すぐの状態や、月齢1、2ヶ月では、一人暮らしでは自分が参ってしまいますので、そこから育て始めるのは無理でしょう。
子猫でも、一人で水やご飯を摂ることができる(そしてそのように育てられて来た)コならば、一人暮らしのあなたでも飼い始めることが可能となります。
したがって、猫の月齢で言えば3ヶ月以降の子猫なら飼えるでしょう。自分の場合も3ヶ月目の子を飼い始めました。
この時期から飼い始めるのなら、それは一番可愛い時期ともいえますが、一番落ち着きもなく、手を焼く時期でもありますので、しつけのノウハウはよく学んでいきましょう。笑
ご飯やお水については、1日不在の時には、2日分+αを、用意してあげましょう。
猫は犬と違い、一般的にはあげればあげただけ食べてしまうということはありません。この点でも、一人暮らしに向いています。
月齢3ヶ月から数ヶ月間は、猫が寝るときにはケージに入れていました。
ですが、おとなしい猫種だったことと、躾をしっかりとして自分と猫の寝室とを分けたこと、危ないものや小さなもの、コード類や倒れやすいものを片付けてから寝るようにしたこと、などから程なくケージも卒業させることができました。
環境的には、高いところを好む猫の習性を考慮して、天井まで突っ張るキャットタワーを用意したり、爪とぎも置くタイプと立てるタイプの療法を設置、身体物件だったので、壁紙の引っかき防止のためにその防止シートを壁に貼るなどの対策をしています。
一人暮らしでの猫飼いでトイレは大丈夫?
猫は非常に綺麗好きで、トイレについてもウチの子の場合はその日から場所を覚えて綺麗に使い始めてくれました。一般的にもそのようだと聞きます。
これにもコツがあって、生まれて数ヶ月の間使って来たトイレ砂から、その子の匂いのついた砂を貰い受けて新しいトイレに混ぜてあげれば、それがトイレだと認識してくれるのです。お利口ですよね。
もし丸一日以上不在にするようなときには、もう一つトイレを用意してあげましょう。
きれい好きなニャンコのこと、均等に使ってくれるはずです。
ちなみに、私のオススメのトイレ砂はなるべく一粒一粒が大きく紙パルプでできたものです。これならスコップですくってすぐにトイレに流せますので、衛生的で手入れも楽です(粉となって空中に舞いにくい)。
なお、トイレ自体も砂が飛び散りにくくてドーム型が良さげですね(自分はまだ使っていませんが)。
何れにしても、こまめに砂を補充したり、消臭効果のある重曹水スプレーをふりかけたり換気をまめにしたりして、清潔に保ちましょう。
まとめ
一人暮らしこそ、実は猫をかけがいのないパートナーとするのに一番向いている、とすら思ってしまうのですが、あなたはいかがですか?
責任を持ってその子の一生の面倒をみる覚悟なら、どんなことがあっても大丈夫、なんとかなります。
単に可愛い!から始まる猫飼い生活でも、日々楽しい毎日を送っている人も多くいらっしゃいます。
でももう一回言いますが、責任を持って、猫さんを可愛がってあげましょうね!