今回取り上げるのは、一人暮らしで猫を飼っている場合、旅行等で数日間不在となるのは大丈夫なのかな?という問題です。
犬とは違って猫の場合はご主人が1日2日家を空けても大丈夫というけど、本当なのでしょうか。
また、その際のトイレやご飯のお世話はどうしたらいいのでしょうか。
一人暮らしでこれから猫を飼おうかと考えている人も、参考にしていただければと思います。
一人暮らしの猫飼いで数日旅行に行くなら猫はどうする?
一人暮らしの大切なパートナーでいてくれる猫さん。とても可愛いですよね。
そんな猫さんに留守番を頼むことは可能なのでしょうか。
そもそも、犬ではなく、猫でこうしたことが問題となるのには理由があります。
犬の場合は、普段からご主人とお散歩するなどしていつも一緒にいるので、気品的に『留守番なんて、考えられない』からです。
つまり、常にご主人やファミリーと顔を合わせていなければストレスになってしまいますので、留守番自体、ほとんどかなわないことなんですね。
そこに行くと、猫さんは常にマイペースです。ご主人がいてもいなくても、食べた時に食べ、寝たい時に寝て、甘えたい時に甘える。遊んであげているまさにその真っ最中に、飽きて何処かに行ってしまう(笑)。
そんな習性の猫ですから、ご主人が不在といえども、そのこと自体でストレスになって病気になってしまうコというのは、聞いたことがありません。
個人的体験談ですが、自分のところの愛猫は、2泊3日まででしたらちゃんとお留守番ができます(それ以上は自分が離れて痛くないので、未体験です・笑)。
猫にとってストレスなのは、知らないところにいきなり連れて行かれて環境が変わってしまうことや、周りに知らない人や犬や猫が騒いでいたりすることです。
ペットホテルも、猫についてはそこに預けるかどうかは賛否両論あるところですし、自分なら預けることもないでしょう。
2泊3日までなら、普通に猫一人で泰然と暮らしてますから。
自分と飼い猫との共有感覚としていえば、3泊までは下記の通りトイレやご飯も対応できそうですが、4泊以上ともなれば、いよいよ専門家のペットシッターさんにお願いすることを検討します。
つまり、飼い主と猫との関係性や、猫の年齢、人見知りか否か、体が丈夫かどうか、多頭飼いかどうか、等々の諸条件によって変わってくる点もあります。
知り合いの飼っている猫さんたち、3匹いるのですが、3泊4日程度の旅行なら室内を散らかすことなく、大人しく留守番してくれているそうです。
大丈夫なのは、ある程度オトナ猫だから、かもしれませんが。
旅行中の猫のトイレはどうする?
ある程度の期間であれば、ウチの子のように平然と留守番してくれるわけですが、その際にトイレについてはどう準備してあげれば良いのでしょうか。
これについては、不在にする日数と、飼っている猫の頭数によります。
一つのモデルケースとして、ウチの子の例をあげれば、1匹で2泊3日までなら、トイレは通常使っているのと同じ容量のトイレをもう一つ用意してあげれば十分でした。
その設置場所もそんなに神経質になる必要はなく、真隣にもう一つ置くだけ。
3日間で、均等に2つのトイレを綺麗に使ってくれていましたよ。
新しく設置した方のトイレを、トイレと認識しないことはないとは思いますが、気になる方はおしっこのついたトイレ砂を元からあるトイレからひとすくい持ってきて、新しいトイレに混ぜてあげれば良いでしょう。
仮に2匹いるとしたら(多頭飼い)、2泊3日の不在ならトイレは4箇所設置してあげましょう(けっこう場所を取りますね)。
とにかく猫は綺麗好きです。自分が旅行から帰ってきた時に室内が『祭り』状態になっていないようにするためにも、トイレは多めに設置してあげることが大切です。
猫のご飯は旅行中はどうする?
旅行中の猫さんのご飯についてですが、これも当然に多めに与えてから出かけましょう。
幸いウチの子の場合は、犬さん一般のように『あげたらあげただけ全部食べてしまう』ということがないので、助かります。
多くの室内飼いの猫さんたちも、そんな感じではないでしょうか。
与えてくるご飯の量としては、ウチの子の事例ですが、2泊3日の不在なら、お皿に大盛りのカリカリを、3皿ところどころに設置していきます。
この『大盛り』という目安は、通常1日2食としての2食分の分量です。これを、2泊3日の不在の間、割と均等に食べて留守番してくれています。
生命線のお水についてですが、これは多めに置いておきましょう。
上記と同条件で、4〜5皿に水道水を汲んで置いてあげます(そのうちひとつはお風呂のタライだとなお良い)。
これもご飯と同じく、1箇所にまとめて置くのではなく、走り回って倒してしまうことも考慮に入れて、それぞれが離れたところに、そして水なので周りが濡れても大丈夫なところ(例えばお風呂場や洗面台のボウル、キッチンの流し)に、設置しましょう。
冬場は良いのですが、特に夏場はナマモノ系のご飯(猫缶とか)はNGですよ。
もちろん、夏場ならばいつものようにエアコンは常時付けっぱなしにして、外出しましょう。
まとめ
自分の体験上から言えば、2泊3日までなら、猫さんは余裕でお留守番してくれます。
ですが、その際にはご飯やトイレの設置場所や設置する数には気をつけましょう。
ウチの子がそうですが、旅行の準備等をしていると、なんとなく普段と違う雰囲気を感じ取っているようですね(笑)。
旅行から帰ってきて、猫さんがちゃんと大人しくお留守番してくれていたら、あなたからもご褒美をしっかりとあげて下さいね♪