我が子の成長の証として、七五三のお祝いに特別な気持ちを抱く親は多いと思います。
七五三の段取りを考える時に多かれ少なかれ悩みとなるのが、前撮りについてです。
そもそも、前撮りって必要なの?メリットはあるの?
前撮りするにしても、親も一緒に撮影するもの?
七五三の写真はいつまでに撮れば良いのかしら?
ここでは、こういった疑問にお答えしていきます。
七五三の前撮りは必要?
我が家としての七五三の時期が決まったら、次に決めるのは記念の写真撮影についてですね。
七五三を行事として捉えた場合には、これまでは神社へのお参りや祈祷、その後の会食がメインとされてきました。
これに加えて最近では、子ども写真館での写真撮影も一大イベントと考えられるようになっています。
その際に悩むのが、写真館での前撮りをすることが必要なのかということです。
言い方を変えれば、前撮りにはメリットがあるのかどうなのか、ということです。
11月のお参り当日以外にも、わざわざ着物を着てまで前撮りしなくちゃいけないの?
参拝の当日では何か問題でもあるの?
等々、特に初体験の方は悩んでしまいますよね。
結論からいってしまうと、前撮りは必要なんです。その理由をいかに説明していきます。
前撮りで時間的に余裕が持てる
一見、お参りの当日に段取りよく着付けやヘアセット・メイクを行なって(もらって)、写真を撮影し、その足で神社に向かえば済むように思えます。
ですが、当日はそれほど時間に余裕がないことに気がつくでしょう。
七五三を行なう流れとしては、一般的に以下のような流れとなります。
2.神社にお参り
3.記念写真の撮影
4.家族や親戚と会食(お祝い)
本番としての七五三のお参りは、一般的に11月の土日に集中する傾向があります。
上の4つの行動を1日の中でこなすのは、子ども本人はもちろん、大人の方も結構たいへんです。
当日は、子どもの写真館も神社も、とても混み合います。
前のご家族で時間をかなり使われてしまうようなことも、あるでしょう。
特に初めての3歳のお祝いについては、本人が着慣れない着物に「着られて」すごく疲れてしまい、肝心の本番の参拝の時に良い顔を見せてくれない、なんてことになりかねません。
前撮りすることで日程を2つに分ければ、子どももグズったり疲れ果ててしまったりせずに、余裕を持った撮影や参拝ができます。
前撮りしておけば日焼けの心配いらず
もう一つ、前撮りする理由としてよく挙げられることがあります。
前撮りしておけば、子どもが日焼けしていない綺麗な顔で記念写真が残せる、ということです。
特に女の子なら、まだ夏の日焼けをしていない6月までに前撮りしておけば、着物によく似合う白い顔で撮影ができるでしょう。
日焼けのことを考えると、前撮りは梅雨明け前までに済ませておきたいところですね。
写真が2回撮影できる
これは前撮りが必要な理由というわけではありませんが、前撮りをすれば、お祝いの当日にも、もう一度記念撮影やスナップ写真の撮影ができるメリットがあります。
子ども写真館で綺麗に着飾った着物姿の撮影をし、お参りの当日にはイメージを変えた衣装で記念撮影やスナップ撮影、なんて楽しいですね。
写真スタジオによっては、早い時期に前撮りを予約すれば、お参り当日のお出かけ用のレンタル衣装が無料、または割引のサービスが受けられるところもあります。
もちろん着付け、ヘアセット・メイクまで含めてのサービスですから、お得感がありますよね。
気をつけたいことは、人気が集中する衣装は早くから予約で埋まってしまうことです。
前撮りすることに決めたら、いち早く予約して、お気に入りの衣装を押さえておきましょう。
七五三の前撮りは親も一緒に撮影する?
七五三の前撮りをすることに決めたとして、親であるあなたも一緒に撮影するものなのでしょうか?
子ども写真館では、七五三の前撮りの料金は何カット撮っても変わらないことが多いですね。
そこでどうせなら自分たち親も、場合によっては祖父母も、一緒に撮影しようかしら、と考えるのも無理はありません。
これについては実際のところ、子どものみで撮影するケースが多いようです。
その理由の一つは単純で、親も祖父母もと、たくさん撮ってたくさん購入すればそれだけ高額のお買い物になる、ということです。(笑)
それ以上に、そもそも七五三は子どもが主役のお祝いですので、子どもだけ撮影する、という考えの家族が多いと思います。
祖父母まで含めた大人数の写真は、お参りやその後の会食で、一同に介した時にスナップで撮るようですね。
七五三の写真はいつまでに撮る?
前撮りにこだわらない場合や、前撮りの機会を逃してしまった時に、七五三の写真はいつまでに撮れば良いのでしょうか。
実は、七五三の写真撮影はほぼ一年を通して可能なんです。
10月や11月といった七五三のシーズンに入ってしまうと、割引のキャンペーンもなく料金は上がってしまいます。
上で触れたように、早期に予約することで、前撮りのキャンペーンでお参り用の着物レンタルが無料や割引になったりと、優待が受けられます。
また、子どもの日焼けの関係でも、梅雨明け前までに前撮りしてしまうことがおすすめではあります。
ですがそうしたタイミングを逃した場合には、料金がかなりかさむ11月に撮るのではなく、お参りの後日に「後撮り」するというのも一つの方法です。
前撮りした場合には、お参りの時の写真と、見比べられるというメリットもあります。
様々なメリットを考えれば、前撮りをしない手はないと思いますので、その機会を逃さないようにしたいところですね。
まとめ
七五三に関して、前撮りの必要性やメリットの解説、親も一緒に写るのかや、七五三の写真撮影はいつまでにすべきか、といったことを紹介しました。
子どもの晴れ姿の撮影ですから、特に女の子なら、夏の日差しで日に焼ける前の6月までには前撮りしておきたいですね。
写真館の前撮りのキャンペーンにも、各社それぞれに特徴がありますので、前撮り利用の際には十分にチェックしておきましょう。
七五三の記念の撮影は、それぞれ1度きりです。素敵な可愛らしい写真が残せると良いですね!
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