一戸建ての家など庭があるところでアジサイを育てたいというかたに向けて、アジサイの庭植えでの育て方を紹介します。
紫陽花は植えているものの、なかなか咲かない原因は何でしょうか?
あじさいを剪定後、水やりする場合の方法や注意点は?
ここではこうしたことについて、お伝えしていきます。
アジサイの庭植えでの育て方は?
紫陽花は、それほど育て方が難しい花ではありません。
ですが、紫陽花育てるのが初めてで、庭植えで育てようとする場合は勝手がわからない分、慎重にならざるを得ませんね。
庭植えする時期
まず庭植えする時期についてですが、春は2月の下旬から3月中の時期か、秋なら11月から12月いっぱいまでの時期のいずれか、となります。
また、鉢植え商品の紫陽花を庭植えにする場合には、6月の梅雨の時期に庭に植え替えれば大丈夫です。
植える場所
庭の植える場所ですが、直射日光や乾燥が強くない、午前中に日が当たり午後は日陰になるような場所が適しています。
ただし、日射に神経質すぎて一年中日陰になる場所は、花芽がつきにくくなり良くないので、注意しましょう。
庭植えでの土に、1割ほど腐葉土かピートモスを混ぜて植えます。
水やりは?
植え付けの時には、十分に水を与えます。
基本的には降雨による水分補給で良いです。
降雨があまりに少なく、葉が萎れてくるようなら水やりをしてあげるようにしましょう。
品種的にはアナベルやヤマアジサイ、エゾアジサイは乾燥に弱いので、しっかりと水やりしてあげましょう。
紫陽花が咲かない原因は?
庭植えにしたあじさいが咲かない原因には、色々考えられます。
庭植えが初めての場合
たとえば、もともと花が咲いていた株を庭植えした場合は、地植えが初めてということで主に枝の成長に養分を使うことになり、すぐ次の年には花芽がつかず、花が咲かないことがあります。
日照不足
日照が不足している場合、花芽がつきにくくなりますので、結果として咲かないということになります。
花芽の形成には、十分な日照が必要となります。
夏場だからといって極端に日よけをするということも、日照不足の一因となるので注意しましょう。
寒冷刺激
最低気温が15度を下回ると花芽が形成され始めます。
冷風など強い寒冷刺激にさらされた場合、その花芽が枯れてしまうことがあります。
寒さに弱い枝の先端部から枯れていきますので、花芽がダメになってしまうのです。
株自体が死んでいなければ、翌年にはまた葉が出てきますが、花芽がダメになっていれば花は咲かないということになるわけです。
剪定の時期や方法の問題
紫陽花の剪定の時期には、適切な時期(=剪定適期)があります。
剪定適期は、紫陽花の花の終わる7月の半ばまでには完了するようにします。
花がまだ咲いている段階でも剪定してOKです。
咲いている花を切り落とした場合は、切り花、生け花として楽しみましょう。
この剪定適期を大幅に過ぎてから切ると、花芽になるところを切ってしまうこともあります。
花芽を切ってしまえば、当然花は咲かなくなってしまいますので注意が必要です。
また、強い剪定をした場合には、翌年は咲かなくなりますのでこれも気をつけたい点ですね。
もともと剪定作業自体は花の付きをよくするためにするものでは、ありません。
紫陽花は成長が早い木ですので、大きくなり過ぎて見栄えが良く無くなるのを防ぐという目的で、剪定するのです。
あじさい剪定後の水やりはどのようにする?
7月の半ばまでに剪定するとして、その後の水やりはどうしたら良いのでしょうか。
基本に戻りますが、紫陽花は水を好む植物です。
土の乾燥には、十分に注意します。
特に夏場は、葉からの水分の蒸散も多くなりますので、毎日2回(朝/夕)、株元に十分な水やりをします。
葉の萎れがあるようなら、時間にかかわらず水をあげてください。
アナベルという品種では、特に水を欲するとされていて、毎日の水やりはもちろんのこと、雨の翌日にも水やりをするくらいです。
一般的に、庭植えは鉢植えほどには土は乾きやすくないとされますが、それでも夏季中心に水やりには気を配ってあげましょう。
まとめ
アジサイの庭植えでの育て方のコツや、花が咲かない原因、剪定後の水やりについて、紹介しました。
庭植えが綺麗に整って、マイあじさい園となって楽しめると良いですね!
【この記事に関連する記事の一覧は↓↓】
紫陽花の育て方 鉢植えの場合は?水やりと剪定の方法を紹介!
鎌倉明月院あじさいの見頃はいつ?混雑状況やアクセスの情報2018