日頃からお世話になっている人へ、紫陽花の苗をプレゼントする。
梅雨時でも晴れやかな笑顔になれそうな、素敵な贈り物ですね。
でも、もし渡す相手が紫陽花について何も知らないようでしたら、あなたからも基本的な育て方や植え方について教えてあげられると良いですよね。
ここでは、紫陽花の苗を贈る場合の選び方や、苗の育て方や植え方について、ご紹介していきます。
紫陽花の苗を贈るならどう選ぶ?
一般的には紫陽花は丈夫で、初心者にも比較的育てやすいとされています。
色もそれこそ様々で、種類も豊富で、華やかなハイドランジアから控えめなヤマアジサイなど揃っていますので、贈り物にも適しています。
お庭でも、マンションでも育てられますのでその手軽さも人気のゆえんです。
でもせっかく贈るのなら、なるべく丈夫で長く花を楽しんでもらえるような苗を選びたいですよね。
贈り物として選ぶなら、以下のようなポイントで紫陽花の苗を選ぶと良いでしょう。
□今現在、満開の株は避けましょう(花期が短いから)。
□六、七分咲きほどで蕾がしっかりとついているもの。
□葉に色つやがあり硬く、元気な株。
□花が咲いている枝と咲いていない枝の割合が半々のものだと、翌年も楽しめることが多いです。
□逆に、株が大きいのに花が少なめな株は、翌年に開花が楽しめます。
□やまあじさいは日本の固有種でレアアイテムです。あったら、大きめの元気な株を選ぶようにします。
□やまあじさいやハイドランジアは、ラベルの品種名を確認して選びましょう。
紫陽花の苗の育て方は?
紫陽花についての基本ですが、紫陽花は水を好む植物です。
育て方についても、乾燥を避けることが大切になって来ます。
紫陽花をプレゼントする場合は、路地植えに比べて乾燥しやすい鉢植えの状態ですから、一層この点に注意しましょう。
直射日光が長い時間当たりやすいところでは、乾燥しやすいのみならず葉やけの原因にもなります。
そのほか、紫陽花を鉢植えで育てる場合の注意点(肥料、置き場所、植え替え、水やり、剪定)などについてまとめた記事がこちら↓になりますので、ご参照ください。
紫陽花の苗の植え方は?
紫陽花を苗でプレゼントした場合、花後に、ひとまわり大きい鉢や、路地植えに植え替えることがあります。
これは、成長力旺盛な紫陽花が、根を張りすぎて根詰まりを起こさないようにするためです。
時期としては1年に1回を目安に、開花後の7月中・下旬に行います。
株をそれほど大きくしたくないならば、素焼きの鉢に、枝とともに根も切り戻して植え替えると良いでしょう。
鉢植えへの植え替え
鉢植えへの植え替えは、それまでのものよりひとまわり大きい鉢に、植え替えます。
通常に売っている園芸用の用土でOKですが、土の間にすき間を作らないようにぎっしり詰めます。
路地への植え替え
紫陽花は順調に育てば、結構な大きさにまで育ちます。
路地植えの紫陽花は、高さ2メートルほどに達する場合もあります。
地植えの場合は成長を考えると、一株あたり半径1メートルほどのスペースが、必要となります。
日照については、半日は日陰になるような場所が好適です。
上でも触れましたが、紫陽花は乾燥が苦手です。
あと葉焼けを防ぐ点からも、真夏は直射日光が当たりすぎないように、日陰を人工的に作ってあげるなど、工夫も必要です。
そのほか、紫陽花を庭植えにする場合の注意点や、花が咲かない時の原因について、くわしく紹介している記事がこちら↓になりますので、ご参照ください。
アジサイの庭植え育て方は?咲かない原因は?剪定後の水やり方法は?
まとめ
紫陽花の苗をプレゼントする場合にどう選ぶのか、苗の育て方や植え方の注意点などについて、紹介しました。
最近は母の日の贈り物としてのみならず、時期は選びますが、花好きな人への洒落たプレゼントとして選ばれている、紫陽花。
贈ったあの人に、末長く楽しんでもらえますように!
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