春に引越しを控えている人も多いと思います。
引越しという大きなイベントの中でも、一番手間と時間がかかることが荷造りです。
パパッと段取りよくこなしていくためにも、その準備も周到に行ないたいところですね。
ここでは引越しの荷造りに必要なもの、何から始めれば良いのか、たとえばタンスの中身はどうするのか、などについて紹介していきます。
引越しの荷造りに必要なものは?
引越しといった場合、引越し会社に頼むケースが一般的ですが、荷造りや梱包そのものは自身で行なうことが多いと思います。
ここでは引越し屋さんに頼むことを前提として、自分サイドで荷造りするための必要なものを一覧にまとめましたので、参考にしてください。
【引越しの荷造りに必要なもの】
・ダンボール:1人あたり20箱程度を、人数分用意します。引越し屋さんに引越しを依頼しているなら、当日に足りなくても予備を持参してきていることが多いです。
・ガムテープ、養生テープ、セロテープ:ガムテープや養生テープは、100均での購入は粘着力が弱いことがあるので避けた方が無難です。
・新聞紙、緩衝材(プチプチやタオルなど):新聞紙は、主に食器類や化粧品、瓶ものなどの割れ物のほか、靴を一足一足梱包するのにも使います。
・はさみ、カッター:テープやロープの切断に。
・油性ペン:荷造りしたダンボールに、中身や設置場所を表示するのに使用します。
・ビニール袋:シャンプーや香水、食用オイル、醤油瓶など、液体が入っていて漏れると困るものを入れておきます。
・紐、ロープ、輪ゴム:雑貨類や細々したものの結束に使います。
・軍手:引越しの荷造りは、なかなかハードです。思わぬ怪我や手荒れの防止のため、使うことをおすすめします。
・雑巾、古布:掃除する時に使います。
・工具類:普段めったに使用しないような工具(六角レンチなど)も、使うことがあります。
なお、布団袋については引越し屋さんが用意してくれることがほとんどで、自分の場合も、これまでの引越し体験では、自分の用意していた布団袋を使ったことはありませんでした。
それでも不安な方は、引越し屋さんに事前に問い合わせておくか、もしくは100均ショップでも購入できます。
引越しの荷造りは何から始めればよい?
引越しの荷造りは何から始めればよいのでしょうか?
このことは裏を返せば、荷造りの最後まで残るものは何か?と考えるとわかりやすいです。
つまり、日常生活上で使用頻度の高いものは、新居でもすぐに梱包を解いて使うことになるわけです。
それはたとえば浴室の用具類やリネン類、仕事や学校の関係で使う書類やパソコンだったりします。
そういったモノについては、荷造りや梱包の一番最後に回します。
それ以外のものについては、普段使わないものから荷造りを始めていきます。
【最初から荷造りし始めても良いもの】
・季節もの:季節ごとに使い分ける衣料や家電製品については、引越しの時期に使う以外のものについては、どんどん荷造りしてしまいましょう。
・クローゼットや納戸にある、収納したきりの物:よく見たら、前回の引越し以来ずっとダンボールに入ったままだった、なんていうものもあるかもしれません。
・趣味のもの、書籍、CD・DVD類:急ぎや頻繁に使うもの以外は、必要最低限のものを残して荷造りに回します。
荷造りと並行して、不用品の処分も進めていきます。
特に大きなもの、普通ゴミとして出せないものは粗大ゴミとして処分しなければなりません。
粗大ゴミを出せるタイミングは、かなり日程が限られてきますので、こうしたものは早め早めに粗大ゴミの収集予約(依頼)をしていきましょう。
引越しの日程は、刻一刻と迫ってくるものです。
荷造りの段取りについては、この日はここ、次の日はあそこ、というようにスケジュールを組んで確実にその順に進めていくことが、スムーズにいくコツです。
引越しの荷造りの時タンスの中身はどうする?
引越しの荷造りの時に悩むことの一つに、タンスや衣装ケース、収納ボックスについて、中身は一つ一つ出してダンボールに詰め直す必要があるのか、ということがあります。
詰め替えるとしたら、当然ですが手間がその分増えてしまいます。
結論からいえば、詰め直す必要は全くありません。
また、中身がそのままだとしても、引き出しが飛び出さないようにそれをガムテープ等で貼る必要があるのでしょうか?
この点についても、引越し屋さんが自分たちで運びやすい状態にして積み込みますので、引き出しの固定も不要です。
このほか、例えばスキー板や物干し竿、突っ張り棒などの長尺物についても、紐等で束ねるということも不要です。
また、オーブントースターや電子レンジといった物も梱包不要で、購入時の箱が残っていたとしてもそこには入れない方が良いです。
万一破損した場合に、自分で箱に入れてしまっていた時には、梱包前・後のどの時点で破損したのかがわからないので、免責となり補償を受けられないケースもあるからです。
こうしてみると、引越し会社スタッフにやってもらえる作業も、割と多いことがわかります。ありがたいですね。
まとめ
引越しに際しての荷造りに必要なもの、何から始めればスムーズにいくのか、またタンスの中身や長尺もの等の荷造りはどうすれば良いのか、などについて紹介しました。
引越しの準備では、荷造りと一緒に、不用品の整理や処分も進めることになりますので、そちらも段取りよく進めていきましょう。