引越しの段取りが予定通りに進んだとして、新居のご近所さんへの挨拶はどうすれば良いのか、悩ましい方もいらっしゃると思います。
いつ、どのタイミングが良いのか。
挨拶はいくらくらいが相場なのか?
何を贈れば喜んでもらえるのか?
初めて会う方に失礼のないようにするだけでなく、なるべく好印象な品物を贈りたいものですよね。
その辺りがはっきりとしない方、不安な方はここで基本的なところを抑えておくようにしましょう。
引越しの挨拶はいつする?
引越し当日は、何度も居宅とトラックとを引越し業者さんが往復して多少なりとも音も立てるということもあり、新居との距離がそんなに遠方でなく事前に訪れることが可能ならば、引越しの事前に挨拶に訪れるのも有りでしょう。
その際には、お昼時やその仕度時間、または夕食とその仕度時間は避けた方が無難ですね。
今のご時世では、午後7時過ぎでも失礼には当たらないと考えられますが、それ以降の遅い時間帯はやはり避けた方が良いでしょう。
例えば2回伺って不在であれば、『引越しの挨拶にうかがいました。〇〇日の何時頃に引っ越ししてきますので、ご迷惑をおかけします。なにかお気づきの点があればお知らせください』という趣旨のメモをその不在宅に入れておくのも一法です。
時間が合わなくて、お互い顔を合わせられないようなこともあるからです。
引越しの日は、引っ越し屋さんが去った片付けの合間にでも挨拶にうかがって、挨拶できない場合はその日は仕方ないと割り切っても良いのではないでしょうか。
ですが、引越しの挨拶としては入居から1週間以内が引っ越しの挨拶の期限だと思っておきましょう。
これ以降ですと、なんとなく挨拶そのものがしづらくなってしまい、日にちがどんどん過ぎてタイミングを逃してしまうことになりかねません。
入居日から早ければ早いほど良い、ということが基本だと思われます。
私の場合、とにかく当日に一度はご挨拶をと思っていました。
入居日は役所等の手続きを終えてからの帰宅で遅かったのですが、当日の午後7時にご挨拶に伺ったところ、しっかりとご挨拶を交わすことができました。
引越しの挨拶の相場は?
引越しの挨拶の品物を用意する場合に気になるのが、いくらぐらいの物にすればいいのかということですね。
引越しで挨拶する相手の人は、初対面でありまだ親しい人ではありません。
一般的にいって、初対面の人に高価な品物をいきなり贈れば、相手も普通は受け取りがたいものです。
かえって気を使わせてしまうということに、なりかねません。
だからこそ、高くはない値段の品物で実は十分、と言えるのです。
気軽に贈ったり、受け取ったりできる値段としては、500円以上1000円以内がオススメです。
高いからいいというわけではなく、気持ちの伝わるようなもらって嬉しい気の利いた品を選べば良いと思います。
私の場合も、あまり高いものを持って行くと逆に相手に気を使わせてしまいそうでしたので、やはりこの価格帯の品物から選ぶように決めてました。
お金をかけない分、例えばラッピングで綺麗に可愛らしく見せることも可能ですし、そういったものならば実際に予算も控えめに見積もることもでき、お財布にも優しいですよね。
引越しの挨拶は何を贈る?
では、実際に贈る品物としてはどんなものが良いのでしょうか?
条件としてみるに、ずっと相手の手元に残るものよりも、ズバリ消耗品が良いようです。
上記の価格帯から選ぶとなると、自然にそうなる流れとも言えますが、それ以前に、初対面の方に贈るモノとしては気軽に受け取れる、ということが大切だから、なのです。
例えば最近は、親しい関係の人を招いて行なう結婚式のときに渡す引出物ですら、形が残らないような品物を選ぶという傾向があります。
ずっと残って行くものはもらった相手方の負担になるから、というのがその理由だそうです。
世間の皆がそのように考えるわけではないでしょうけれども、初対面の相手にとっては、気軽に受け取れる消耗品ならば負担に思うことは少ないと考えられますよね?
そして、引越し挨拶の品物としては『定番』なものを選ぶようにすることがポイントです。
例えば入浴剤は、普段は使わない人でも、もらったらなんだか嬉しいものですよね。
そもそもパッケージからして明るくて、ラッピングすればより華やかになるので、女性にとっては特にもらって嬉しいものと言えます。
コーヒーや紅茶、緑茶などのセットも、手頃なギフトと言えます。
洗濯洗剤、石鹸の詰め合わせや食器用洗剤のセットなども、手軽な品とはいえ喜んでもらえる品物といえます。
値段的にも、詰め合わせにしても予算とする500円以上1000円以内で調達できますので、これらはオススメの品物です。
私の場合、やはり形として残らないものが良いと思ったので、入浴剤とか洗剤か、お菓子かなと考えていました。
海外の珈琲や紅茶を持っていったら喜ばれた、という話も聞いたことがあったのですが、そういった珍しいものはあいにく今の所自分には手持ちがなかったのですね。
結局、消耗品でもありギフトとしてもらうとなんとはなしに嬉しいと感じられる、入浴剤の詰め合わせのセットにしました。
もともとこういった品は、上にも書きましたがパッケージが明るい色で華やかで、ちょっとしたラッピングを自分でしても一層楽しげになります。
引越しの挨拶の粗品として、入浴剤の詰め合わせはおすすめですよ。
まとめ
引越しの時の挨拶は、入居後なるべくすぐに済ませておきたいものです。
余裕があれば、冒頭にお伝えしたように事前に挨拶を済ませておくのが理想的ですが。
挨拶の時に贈る品物は、予算は1000円以内の消耗品が、相手に気を使わせないで済みますのでおすすめです。
具体的には、洗剤や入浴剤のセット、コーヒーや紅茶、緑茶のセットなどが手軽でかつ喜んでもらえると思います。