最近、引越しをしました。飼い猫とともに、です。
猫と一緒に、というのは自分は初めてで若干緊張しましたが、猫の方も同じであったと思います。
引越し経験のない飼い猫がストレスをためないか、心配でした。
猫にとっても、引越しはストレスとなるのでしょうか?
猫を引越しさせるときのコツや注意したいことについて、私自身の体験も交えてご紹介していきます。
猫にとって引越しはストレス?
猫にとって、住み慣れたところからの引越しはやはりストレスになりがちのようです。
「猫は家につく」という言葉があるように、テリトリーとしての今の住処を(ある意味、意に反して)離れるわけですから、全くの平静でいられる猫は、そう多くはないでしょうね。
ウチのコも、事前の荷造りの時点で、『何か始まるのかな?』くらいには不思議に思っていたかもしれません。(笑)
まだウチのコは5歳なので、体力的には問題ないだろうとは思っていましたが、新居に慣れてくれるだろうか?とか、ストレスから食欲がなくなってしまわなければ良いけれど、とか考えていました。
ですが、5歳にして初めての引越しでしたので、そこは未体験なこと。なるべくストレスが少なくなるようにしてあげたかったですね。
これが、ましてや高齢猫のケースならなおさら気になる方も多いのではないでしょうか。
安心して移動できるように、そして新居に早く慣れるように気遣いすることが大切ですね。
猫を引越しさせるときのコツは?
ストレスを感じさせないための具体例をご紹介しましょう。
いつも使っているトイレ(砂)や食器、ベッド、おもちゃ類を、匂いの着いたまま新居に先に運び入れておき、そこへネコと一緒に引っ越しします。これでかなり安心するはずです。
爪とぎや毛布も、これまで使い慣れたものをそのまま持ち込みましょう。
新居だからといって、人間のように何でも新しければ良いというものでもなく、匂いに敏感な猫さんは、これまで自分が使い慣れてきたツールに安心感を見出すようですね。
後でも触れますが、私の猫は、移動時のキャリーバッグをそのいつもの使い慣れた毛布で包んであげたら、安心していました。
また、引越しの片づけで忙しくても呼びかけたり、相手をしてあげることで、落ち着くということもあるようです。
猫を引越しさせるとき注意したいことは?
それでは、猫の引越し時に注意してあげたいこととは何か、私の体験談も交えてご紹介します。
車で引越しの移動をする場合では、何よりも脱走しないように注意しましょう。
キャリーバッグに入れて、上記のように匂いの着いた毛布で優しく包んで、暗くしてあげると良いでしょう。
新居に着いてからも、引越し屋さんが荷物の搬入で出たり入ったりを繰り返しますので、くれぐれも脱走しないようにしたいものです。
猫には移動時のまま、キャリーバッグに入っていてもらうか、一部屋を猫専用の待機部屋にしてあげても良いでしょう。
引越し屋さんが帰って、しばらく玄関を開けなくてよくなってから解放してあげるのが、一番安全と思われます。
私の場合は、すべての荷物の搬入を終え、大きなメインの家具の設置作業がひと段落してから、猫を家に入れました。
その間は、ちょっと寂しかったかもしれませんが、一人で待機してもらってました。
その他、猫の気を落ち着かせてあげるために、普段から好物にしているマタタビを少々あげたり、なるべく声かけをしてあげてました。
まとめ
猫にとっては、引越しはやはり少なからずストレスになるものです。
新居に慣れるまでは、旧居からの移動時から気を使ってあげましょう。
いつも使っているトイレ(砂)や食器、ベッド、おもちゃ類を、そのまま持っていってあげることや、自分の匂いの着いた毛布などで安心感を与えてあげることで、引越しの時に感じるストレスをより少なくしてあげることは可能です。