【体験談あり】引越しのタイミングで、いろいろと大きな不要品が出てくるのはしょうがないことですよね。
比較的大きな品物の中でも、ずっと使わずにいれば錆びたりパンクしたりで、引越しの機会に処分を検討することの多い自転車。
普段は余り考えることのない自転車の処分について、自分の体験を交えながらその方法についてご紹介します。
引越しの時自転車はどう処分する?
まず、一般的に自転車を処分しようとする時に知っていなければならないのが『自転車防犯登録の抹消手続き』です。
ここでいう『処分』とは、人に譲る場合も、ゴミとして処分する場合も含みます。
私の場合、このこと自体をそもそも知らなかったので、2台あった自転車の処分のうち、最初の1台目には少々手こずりました。
数年前に自転車店で購入したのですが、自転車防犯登録カードを紛失していたので、購入店にて帳簿をひっくり返して探していただき譲渡の証明としていただいたりと、結構煩雑な手続きでした。
ちなみに防犯登録の有効期限は自分のいる都市では7年間でしたが、それが切れていても、登録抹消手続きをしておきましょう。
こういうことがありますから、あなたも自転車をお持ちでしたら防犯登録の有無とその書類の保管について、見直しておくと良いですよ。
そして、処分自体の方法としては、自転車の状態によってまず2つに大きく分かれてきます。
一つは、良好な状態と言えるかどうかは別として、引き続き使用できる状態。
もう一つは、もはや使用できないので廃棄処分にするという状態です。
前者の使用できる状態ならば、買取りに出したり、私のようにオークションに出したりして、換金できるケースがあります。
後者の、使用できない状態ならば、粗大ゴミとして処分に出すか、廃品回収業者に引き取ってもらう、等の流れになります。
もっとも、一般的な使用に耐える状態であっても、不人気車種やかなりの古いタイプ等の理由で、買取に出しても買取の値が付かなかったり、場合によっては引取りの手数料が発生することもありますので、その点は出してみないとわからない『ケースバイケース』といえます。
自分は自転車をオークションに出品しました
この章では、私のオークションサイトを利用しての体験談となります。
幸い、不要となっていた2台の自転車とも、オークションサイトにて自分の期待以上の高値で落札され、落札者様の元へ旅立って行きました。
発送の具体的な流れですが、1台目の自転車は、運送会社の自転車専用の便にて送料落札者さん持ちにて発送しました。
この時の発送手続きが、やはり大きな品物ということで、やや煩雑さがありました。
自転車の前輪を外して、本体や変速機周りをいわゆるプチプチで包み、特別に大きな箱に入れて、時間指定できない配送業者の到着・荷物引き受けを待っていた記憶があります。
こういう経緯があったために、煩わしさを避けるために、2台目をオークションに出す時には【直接引き取り希望】という形で、出品しました。
これはどういう方法かといいますと、落札後に直接やりとりをして、自分(出品者)の希望するところまで(通常は住所地またはその付近)、落札者に受け取りにきていただく、というものです。
私の場合、自宅そのものからは少し離れた場所を指定して、落札者さまにそこまで引き取りに来ていただきました。
この方法の良いところは、梱包と発送の手間が不要となること、近くにお住いの方なら送料が浮くこと(自転車のような大きい品は、まるきり運送屋さん任せで頼むとかなりな高額の運賃になってしまいます)です。
デメリットとしては、引き取りに来られる範囲の方に、落札される範囲が限られてしまうので、全国発送可能の時よりも入札が少なくなり易いということですね。
以上いずれの場合も、落札後入金を確認してからの発送または引渡しとなるので、出品者のリスクはほとんどないと考えられます。
引越しまでの時間が迫って来てからですと、オークションにのんびり出品しているわけにもいかなくなるので、オークションに出品を検討するなら引越しが決まってからスグに動くと良いです。
オークションによる自転車の処分という方法は、確かに一見手間がかかりますが、直接引き渡しとすることでその手間も減らせますし、何よりも後述の買取りよりは高値がつく可能性がありますので、タイミングがまだ間に合うようでしたら、おすすめです。
引越しの時に自転車を買取りに出す方法も
引越しに際して生じる自転車の処分で、粗大ゴミや資源ごみに出すのでなければ、オークション以外にも『買取り』のサービスというものがあります。
リサイクルショップでの買取りがそれで、店舗へ直接持ち込む方法と、自宅まで買取りに来てもらう方法とがあります。
リサイクルショップでは、買取りの価格そのものには大きな期待はできませんが、処分費用がかからずすぐに引き渡せるメリットがあります。
注意したいのが、ここでも防犯登録の抹消手続きをしっかりと行ってから引き渡すということ。
ショップ側にて登録の抹消代行をしてくれるところもあるかもしれませんが、自分で行う方が確実で安心ですよ。
自転車の防犯登録の抹消はどこで行うのかといいますと、一般的には自転車防犯登録所を掲げているサイクルショップや自転車を販売しているホームセンター、最寄りの警察署で行います(警察署でも解除できないところも一部ありますので、念のため、受け付けているかを事前に確認してから訪問しましょう)。
自転車の防犯登録については、新規に購入時にはその店舗で行ってくれますし、実際にやっていることがほとんどと思われます。
ですが抹消の手続きについても、登録と同じくらいに重要なことですので、自転車の譲渡・廃棄を問わずしっかり行いましょう。
まとめ
引越し時に自転車をどう処分するのか、私の体験談も含めてご紹介しました。
あなたが愛着を持って乗って来た自転車ならば、できるだけ廃棄よりも譲渡して、他の方にもお役に立てると嬉しいですよね。
オークションも、慣れると高値で落札してもらえるツボどころがわかって来たりして楽しいものですので、あなたがもし未体験ならばこれをきっかけに始めてみてはいかがでしょうか。
引越しの際に不要となった自転車の処分方法について、少しでもお役に立てたら幸いです。