春から小学校に入学予定のお子さんをお持ちのお母さんは、持ち物の名前をひらがなにするのか、またはして良いのか、迷うのではないでしょうか?
また、名前のひらがなでの表記はいつまでOKなのかとか、難しい漢字の名前の場合はどうするのか、気になるところですよね。
ここではそうした疑問に対して、お答えしていきます。
小学校の持ち物の名前はひらがなで良い?
小学校に入学する前準備として悩むのが、いろいろな物に記名しなければならないことですね。
入学時、すなわち1年生の時には持ち物の記名はひらがなです。
入学する時には様々な企業から、子供の名前がひらがなで印刷されている名前シールをもらったりしますが、これはありがたくそのまま使えますね。
たとえば傘やハンカチなどは、物もちがよければ数年間もちますが、途中からわざわざ漢字の記名に直す必要はありません。
低学年では、自分の子供は読めても周りの子供が読めなくてはその物を届けたり配ったりしてあげられないので、そういう趣旨からひらがなで良いことになっているのですね。
学校にもよりますが、1年生の時は持ち物の名前はひらがなで書いてください、との指示がでるところもあります。
名前のひらがなでの表記はいつまで?
1年生と2年生の時は持ち物の名前をひらがなで書いていても、3年生になると記名を漢字でするように指示される学校がほとんどです。
つまり、たとえ授業で教わっていない漢字であっても、その漢字での記名となります。
一方、1年生で習う漢字を使う山田さんや木村さん、田中さんなどは、教わった時点から漢字で使っていきます。
1年生から、ひらがなでなく漢字で記名していく子も増えていきます。
これは2年生の時も同様で、習った順に漢字で記名していくようにします。
3年生からは、宿題やテストの関係、教科書や名札への記名は漢字で書くように言われます。
ですが、個人的なものへの記名は、いちいち先生もチェックしていません。
たとえばお財布やペンケースといった持ち物では、高学年になっても最初に貼ったひらがなの名前シールがそのまま残っている、なんていうこともそれほど珍しくはありません。
難しい漢字の名前の場合はどうする?
難しい漢字の名前の場合は、いつから漢字表記すべきなのでしょうか。
たとえ難しい漢字の場合でも、一般的には上記のように3年生からはその難しい漢字で記名しなくてはなりません。
そう考えると、名前の漢字の方を『いじる』訳にもいきませんから、少なくとも『渡邊』さんは『渡辺』と、『齋藤』さんは『斉藤』と略字体では書けるようにしておきましょう。
この例でいえば、『辺』や『浜』という漢字は常用漢字に入っていますから、学校教育としては、まずこの略字体では書けるように指導されるのです。
今一度原則論に戻れば、持ち物に記名するときは、周りの人(主に同級生)がその物を例えば拾ったときや配布するときに、届けたり渡してあげたりしてあげられるのかが大切な点です。
この点、たとえば『渡邊』よりは『渡辺』の表記の方が周囲にわかりやすく、3年生以降も使っていても大丈夫です。
名札やテキスト、テストやレポートものなどについては、3年生以降は漢字の使用が求められます。
この場合、難しい漢字の名前でも、使っていかなければならないので、3年生までには書けるように親がサポートしてあげましょう。
まとめ
小学校への入学時には、いろいろなものに記名しなくてはならないので、大変ですね。
ここでは、小学校に入学予定のお子さんをお持ちのあなたに、持ち物の名前はひらがなで良いのか、良いとしていつまで良いのか、にお答えしました。
難しい漢字の名前についても、3年生までにはお子さんが自分で書けるようにサポートしていきましょう。