お子さんの初節句にお祝いをいただいたときには、まずはお礼状を取り急ぎ出すものです。
お礼状の書き方にもいろいろあり初節句ならこれ!という決定版のテンプレートがあるのでしょうか?
また、あるとしたらその文例は?
ハガキでお礼状を出しても良いのかな?
このようなことについて、ご紹介していきます。
お礼状の書き方で初節句ならどう書く?
初節句は子供の健康と成長を願ってお祝いする年中行事です。
そのお祝いを頂戴したということで、電話でのお礼とともにお礼状でも感謝の意を表すことが大切です。
お礼状と一口にいっても色々ありますが、初節句の場合のお礼状ということで、何か特別な約束事があるというわけではありません。
ただ、お祝いの品が届いたことを確認して安心してもらうためにも、初節句のお礼状は速やかに出しましょう。
お礼状をいただいたことの喜びは、こうしたレスポンスの早さにも込めることが可能です。即日か、翌日の一番には発送しましょう。
そしてお礼状に書く内容ですが、
・対象となる子供の近況の報告をする。
・相手に対する感謝の気持ちを表現する。
この2点を欠かさずに文章を構成しましょう。
子供の近況の報告では、もちろん、ポジティブなネタが望ましいですね。
初節句のお祝いの趣旨に照らせば、相手先さまは子供の健やかな成長を願う気持ちからお祝いしてくれているわけですから、日に日に成長していく様子をエピソードを交えて報告しましょう。
当然ながら、お祝い品をいただいたことと合わせて、いつも子供のことを気遣ってくださることについても、感謝の気持ちを書きましょう。
初節句のお礼状を出すときの文例は?
ここでは、以下のような2通りのケースを想定してのお礼状の文例を紹介します。
1.義父母からお祝いをいただいた場合のお礼の文例
2.親しい伯父伯母からお祝いをいただいた場合のお礼の文例
1.義父母からお祝いをいただいた場合のお礼の文例
拝啓
寒さもゆるみ、ときおり春を感じられる季節になりましたが、お父様、お母様いかがお過ごしでしょうか。
先ごろは長女祐美の初節句の祝いとして、見事な雛飾りを頂戴しまことにありがとうございました。早速お品を飾りつけして、家族皆で楽しんでおります。
おかげさまで、祐美は毎日元気いっぱいに家の中を動き回り、目が離せないほどです。あんなに小さかった子がもうこんなに、というくらいに成長の過程を日々実感しております。
人形と雛飾りを囲んで家族で写真を撮りましたので、のちほど送らせていただきます。
暖かい日も出てきたとはいえ、まだまだ寒い日も続きそうです。お父様方におかれましては、風邪など召しませんように、どうぞご自愛くださいませ。略儀ながら書中にて御礼申し上げます。
敬具
三月三日
2.親しい伯父伯母からお祝いをいただいた場合のお礼の文例
拝啓
桃の節句も過ぎ、ようやく春めいてきましたが、伯父様伯母様はお元気にお過ごしですか?
このたびは長女祐美の初節句の祝いとして、過分なお品を頂きまことにありがとうございました。
祐美はおかげさまで、とても元気に日々すくすくと成長しております。最近は少しずつその表情でも『こうしたい』といった気持ちがわかるようになってきて、彼女の笑顔は私たち夫婦二人の毎日の活力にもなっています。
いつも祐美のことを気にかけて頂き、感謝しております。
お祝いにいただいたお人形は、雛人形とともに飾らせて頂きました。家族と一緒に写っている写真を後ほどお送りします。
時節柄、まだまだ朝晩冷え込む日もあるようです。くれぐれもご自愛くださいませ。
敬具
三月三日
初節句のお礼状ははがきでも良い?
最初に触れたとおり、初節句のお礼状そのものが『急ぎ』の性格のものです。
電話で感謝の気持ちを伝えた上で、なるべく早くにお礼状を出すことが大切なので、形式にはとらわれずにはがきでも大丈夫ですので、すぐに出すようにしましょう。
封書にすれば、プリントアウトした写真とともに送れるメリットもありますが、写真は別便で送るお返しに同封すればOKです。
あるいは、光沢紙のはがきに写真を印刷するというのも、喜びのシェアという意味では何ら問題ありません。
まとめ
お礼状の書き方で初節句の場合ならこうしましょう、という観点でご紹介しました。
あわせてお礼状の文例と、はがきでの作成についてはどうかということについても触れました。
大切なのは、いただいた品物だけにではなく、子を気遣ってくれる相手の心遣いに感謝することです。
あなたのお礼状が、初節句というお祝い事、喜び事のシェアとして先方に伝わるといいですね。本記事がそのご参考になれば、幸いです。
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