男女を問わず、今どきは一人暮らしをするならば、防犯の意識を常にどこかに持っていなければなりません。
特に都市部においてはマンション等の集合住宅でも、『隣は何する人ぞ』で隣人との付き合いも希薄なものとなりがちです。
一人暮らしを始めるとともに部屋の防犯対策はすべきですし、帰省等で不在になるときの防犯にも気をつけたいところです。
ここでは、一人暮らしの防犯対策としての鍵についてや、帰省の時にする防犯対策や、カーテンをどうするのか、などについて紹介していきます。
一人暮らしの防犯対策で鍵はどうする?
一人暮らしを始めるとともにすぐ行いたい防犯対策としては、鍵の交換があります。
前入居者が合鍵を作っている可能性があるからです。
都市部の賃貸アパート・マンションでは前入居者の退去後に鍵の交換をすることが一般的になってきていますので、万一交換していない場合の対策、ということになります。
次に、窓やドアに補助錠を取り付けると良いでしょう。窓は特に侵入されやすい場所とされており、防犯強化している人も多いです。
ドアにもそれ用の補助錠が、あります。自分も以前URの物件に住んでいた時に、メインの鍵が一つであることから、もう一つ安心のためにとドアに装着していました。
また、自分が家にいる時に防犯を強化するために、内鍵(ドア用補助錠)を付けるという人もいます。
侵入者は、手間がかかって侵入に5分以上かかると約7割があきらめ、10分以上かかるとほとんどが諦めるといわれます。
鍵の数を単純に増やすことで、そうしたセキュリティの向上が図れますね。
これは鍵そのものの対策ではありませんが、窓のガラスに防犯用のフィルムを貼り付けるのも有効な防犯対策です。
一人暮らしの帰省時の防犯対策は?
一人暮らしの防犯対策で気になることの一つに、帰省等で長く部屋を不在にするときの対策はどうしたら良いのか、ということがあります。
まずは、数日間以上等、ある程度不在の期間が長くなりそうな場合には、物件の管理会社または大家さんに連絡しておきましょう。
郵便受けがいっぱいにならないように、郵便局に不在届けを出しておきましょう。郵便局で、最長30日間まで保管してくれます。
不在届けを出すと後日、不在届受付確認票が配達されます。これは偽造された身分証明書によって届け出がなされたり、本人の意思によらずに届け出がなされないように確認するために送付されるものです。
同様に、もし新聞を取っていたらその配達も止めておきましょう。念のため、『しばらく配達を休止してください。またこちらから改めて配達開始の日を連絡します』という言い方をしておきましょう。
また、部屋の中のどこか一部に電気をつけておくのも、人がいるという雰囲気が出るのでおすすめです。
照明器具やラジオなどの電源をつなげて、毎日くりかえし自動でオン/オフできるタイマーコンセントという商品もありますので、それを使えば夜間だけ照明やラジオを作動させて、防犯効果を高めることもできます。
なお、貴重品については、いうまでもないことですが簡単にはわかりにくい場所に収納するとか、現金やクレジットカード、通帳、印鑑など持ち運べるものについては持って出かけるのも、有効な防犯対策です。
一人暮らしの帰省時にカーテンは閉める?
帰省して部屋を不在にするときに、カーテンを閉めておく方が良いのかどうか、ちょっと迷う方もいるかも知れません。
カーテンや雨戸を日中から締め切っていることで、侵入しようとする者に、中に人がいないことがわかってしまいます。
したがって、遮光カーテンとレースのカーテンの二重のカーテンを使っている場合には、レースのカーテンのみ閉めて出かけると良いでしょう。
また、カーテン自体の色や柄ですが、いかにもな女性好みの綺麗な、あるいは可愛い色柄は避けた方が無難です。
遮光カーテンで、部屋の内側にのみデザインされているものなら大丈夫です。
まとめ
以上、一人暮らしの防犯対策についてご紹介しました。
防犯といっても、鍵だけではなくカーテンの色柄まで考えて対策する必要がありますね。
帰省時の防犯対策といっても、実は日頃からその一部は心がけておきたい対策となります。
基本的な戸締りを始めとして、毎日の防犯意識の持続も大切ですね。