豆まきと並んで節分のもう一つの楽しみが、恵方巻きにかぶりつくことではないでしょうか。
自分も関東の生まれ育ちなので、数年前からのブーム(?)にすっかりハマって以来のファンです。
今や恵方巻きにも色々なバリエーションがあり、お値段もピンからキリまで、有名寿司店の作るびっくりするようなプライスの恵方巻きまで登場していますね。
そうしたものを買っても、また、作ってもそれぞれに美味しいのが恵方巻きですね。
恵方巻き自体は食事のメインに持ってくるにしても、それに合うおかずはあるのか、についてもあわせてご紹介します。
恵方巻きの方角2018年は?
2018年の節分の恵方は、ズバリ『南南東やや南』です。
ズバリといっていながら『やや』という表現がとても微妙なんですが、これは恵方を決めている昔の24方位が、現代の方角を表す基準の16方位と噛み合わないからなのです。
恵方そのものは、4つだけある方角(東北東やや東、南南西やや南、西南西やや西、北北西やや北)の中から、毎年決まっているのです。
ちなみに、2019年は『東北東やや東』、2020年は『西南西やや西』です。
あっ、申し遅れましたが『2018年の節分』とは2月3日のことです。
さらに基本的なことに触れますと、立春の前日が季節の分かれ目という意味の『節分』です。
その節分の夜に、縁起の良い方向すなわち恵方に向かって、願い事をしながら太巻き寿司を丸かじりして食する風習及びそのお寿司のことを、恵方巻きと言います。
私や、東北在住の友人なども近年まで知らなかったというこの恵方巻きの習慣ですが、それもそのはず、大阪方面のものがその発祥なんですね。
大阪では、恵方巻きは一般には『丸かぶり寿司』とか『巻き寿司』と呼ばれています。
某コンビニチェーンが1990年代後半あたりから販売を促進し始め、2000年代に入ってさらに全国的に広まっていった、というのがその知名度アップの流れのようです。
話は戻りますが、恵方という方向はその年の歳徳神という神様のいる場所(方角)のことですが、同時に、あなたが恵方巻きを食べる時に向く方向ですから、何かしらコンパス的なものが必要となります。
毎年変わる恵方を地図で確認したい時に、グーグルマップで確認できるサイトもありますし、手元のスマートフォンから見たいという人向けには、『恵方』でアプリを検索すればコンパスとして使えるアプリが見つかります。
これだけスマートフォンが行き渡っている時代ですから、お手元からスマホでこうしたアプリを使う方が行動しやすいでしょう。
恵方巻きは作る派?買う派?
どちらもありだとは思いますが、あなたは恵方巻きを作る派ですか?
それとも買う派ですか?
昔から手作りするという知人一家は、恵方巻きを家族の人数分作って恵方を向いて食べたら、残りの具材や酢飯、海苔で手巻き寿司にしていただくそうで、これを聞いた時、なるほど無駄がなくて素敵だなあ、と思いました。
【作る時の注意点】としては、後述のように七種類の具材を使って作るということ(種類の指定はない)、太巻きという以上直径5センチ以上あることが目安、という点です。
しかしながら、高齢者や子供にまで丸かじりする太巻きが大きすぎては酷なので、彼ら彼女たちには無理なく食べられる太さや長さにアレンジしたものを作ってあげましょう。
また、作る時に巻き簾があると便利に思うかもしれませんが、それがなくてもキッチンペーパーやラップで代用もできるので、慌てなくても大丈夫です。
一方の【買う派】さんのご意見では、やはり味にこだわる方が多くいらっしゃる印象ですね。
また聞いて見た範囲では、少人数で少量で間に合うから手軽に買ってきてしまうという人もいました。
海鮮の具材を使っているものは、要はお寿司と同じ具になるわけで少々高価になりますが、それを補って余りある美味しさが魅力となっているのではないでしょうか。
中には高級な恵方巻きが好きな人もいて、マーケットで1本数千円もする恵方巻きをポンと買っているのを見て、びっくりしたことがあります。
恵方巻きに合うおかずは?
恵方巻きの性質上、一気に無言で食べるのがルールとなっていますので、恵方巻きを食べた後は汁物が欲しくなります。
自分の場合、さっぱりとしたすまし汁があると最高ですね。笑
おかずそのものとしては、我が家の場合、焼き魚や煮物、おひたしなどの和食系です。
汁物はお吸い物をつけるという家庭が多いようですね。
そもそも恵方巻き自体、七福神にちなんで七種類の具材を使っているものが多く、その恵方巻きを一気に丸かぶりしたその後に、おかずを食べることになるわけですから、やはりそんなに多くのおかずは必要ないかもしれませんね。
まとめ
豆まきの豆も食べたり、恵方巻きはそれ自体食べるイベントだったりと、お腹が満たされる節分ですよね。笑
楽しければ、恵方巻きを作っても買ってきても、どちらもOK!ですよね。
恵方巻きの由来にもちょっとだけ思いを馳せつつも、丸かぶりでくれぐれも無理しすぎない程度に、このイベントを楽しんじゃいましょう。