お正月といえば思い浮かぶのが、初詣に出かけてすごい数の人々が密集している風景ではないでしょうか。
全国的には、東京の明治神宮、千葉の成田山新勝寺、神奈川の川崎大師や、東京の浅草寺あたりが、約3百万人もの初詣の参拝者数を誇っていますね。
江戸時代末期までは、元日の社寺への参拝は、氏神様や居住地から見ての『恵方』への参詣が中心だったそうです。
現代の日本では、年始に初めて行く参詣で、恵方とは無関係に、ご利益に預かれるとされる神社や歴史あるお寺への訪問のことを初詣と呼ぶようになってきました。
例えば、うちの近くにもありますが、『学問の神様』が祀られているという神社には、受験生、またはその代理としての親や親戚が多く初詣したり、婚活中の人が『縁結び』に強いとされる神社に初詣したり、していますね。
そこで、その初詣はいつまでに行けばいいのか、また、混雑の時間帯は?
社寺の門前の出店はいつまでやっているのか、について調べてみました。
お正月休みが短い方は、特にチェックしてみてください。
初詣はいつまでに行けばいい?
結論から言ってしまいますと、『その年の初めての参詣が初詣』です!
一般的には『松の内』、つまり関東なら1月7日、関西なら1月15日までに参詣するのが望ましいとされます。
『松の内』とは正月の松飾りが飾ってある期間を示しています。
ですが、年が明けて初めてのお参りを初詣というのであって、その期間を過ぎたからといって初詣でなくなることはありません。
要は、新年年頭にあたり、一年の感謝を抱き、氣持ちも新たに新年の平安と無事とをお祈りすることに意味があるわけです。
初詣の時間帯にも特段の決まりごとがあるわけではありませんが、できれば清新な空気感がある午前中に神仏に詣でたいところですね。
もちろん、各神社やお寺の参拝可能な時間帯があればそれに従いましょう。
ちなみにですが、大晦日の31日から元日にかけて参拝することを『二年参り』というそうです。
いつまでにという縛りがないのならばと、多くの神社や仏閣に初詣することについても、特段の制限もないようです。
初詣はいつまで混雑する?
お正月の三が日は、やはり有名な神社仏閣はとても混み合います。
私も、数年前に有名なお寺に初詣に行ったところ大変な人出で身動きが取れず、本殿にたどり着くまでにかなりの時間がかかってしまった経験があります。
それ以降、なるべくお正月三が日はメジャーな神社やお寺は初詣としては避けるようになりました。
一般的に、人混みが苦手という人ならお正月三が日は初詣としては避けたほうが無難かもしれません。
それでは、初詣の時間帯についてはどうでしょうか。
ある大きな神社について耳にした噂では、二年参りの人たちが帰途につく朝の時間帯(つまり元日の早朝)が、意外と空いていて初詣に適している、ということでした。
正月の朝ゆっくりと起床しておせちを食べ、さあこれから初詣に、というパターンが一番混雑の時間帯に当たってしまいそうですね。
初詣の出店はいつまで?
活気のあるお正月の屋台、露天は良いものですね。甘酒などは、つい口にしてしまいます。
子供たちも、楽しみにしている子が多いことでしょう。
こういった初詣の出店はいつまでやっているのでしょうか。
だいたい三が日まで出店するところは多いのですが、それ以降は決まりはないようです。
神社仏閣のある地方によっても出店の期間は様々で、人出が少なくなってくればそれに合わせてだんだんに出店も少なくなって行くのが一般的のようです。
どうしても出店や屋台が外せない!というあなたなら、初詣にうかがう神社やお寺に事前に問い合わせるほうが良いですね。
正月7日くらいになると、出店もほとんどが撤収していくといったケースが多いです。
まとめ
明らかに混雑がわかっていてもその日その時にしか初詣できない、という方以外は、そういう混雑の日や時間帯は避けたいところです。
そして初詣の由来からすれば、一年の感謝をささげ、新年氣もちも新たに無事と平安とをお祈りするのが本来の姿ですから、ゆったりとした心持ちで参拝できる日程を組みたいですよね。
あっ、活気に溢れる出店がある期間に行くなら、やはり一定の混雑は覚悟しなくてはならないのかな?笑