お子さんの入園式に臨んでの悩みの一つに、どんな服装で行くのか、ということがあります。
特に入園式は、今後の節目ごとの最初の行事ともいえ、悩まれるのではないでしょうか。
最近はコサージュについて、いろいろな意見もあるようです。
ここでは、入園式にママとしてはコサージュを付けて行くものなのか、付けるとしたらその色や位置は?といったコサージュに関しての疑問について紹介します。
入園式でママにコサージュは必要?
コサージュとは、そもそもフランス語で婦人服の胴部や身頃を意味する Corsageを語源としており、ピン留にする小さな花たば、という意味合いに変化してきたものです。
コサージュには、『あなたを祝福します』という意味が込められています。
入園式や入学式、それに卒業式も含めてそういった節目のお祝い事にちょうど合っている、といえるアイテムなのです。
ですからコサージュをつけて入園式に行くことは何らためらうことではなく、本来の正装の一つともいえるわけです。
ただし今の日本ではそうしたフォーマルウエアを着る機会がないため、コサージュをつけて行くことが果たして必要なのか、と思う人も多いようですね。
そんなに気合を入れなくとも良いのではないかと、コサージュなしで入園式に臨んだところ、ほぼ全員がコサージュ付けていた、といった事例も聞いたことがあります。
一方、地域性や園の傾向などもあって、一概につける必要はないとする考えもあります。
また、抱っこすることの多い子供のことですから、抱っこの時に邪魔なので付けない、というのも考え方としてはあります。
ですが、入園式はおめでたい席なのですから、コサージュはあなたの服装に華やかさを添えるだけではなく、相手を祝福しますとの意味を持つことを考えれば、コサージュはつけて行くと良いのではないでしょうか。
また、式の後に家族の記念写真を撮るのであれば、子供と揃って全身が写ることになりますし、明るく華やかに写りたいですよね。
七五三や小学校の入学式にも必要になると考えれば、何回か使うこともあります。
多少値段が張っても、程度の良いものを大切に長く使えば、損にはなりませんし。
入園式でコサージュ付けるのなら色はどうする?
入園式にコサージュを付けて行くとして、色に関してはどんな色が良いのでしょうか。
入園式であれば、春なのでパステル系やライトグレーのスーツスタイルなどは定番的ですね。
そうした明るめの色味のジャケットに合わせるには、コサージュもまた、ペールピンクや白といった春らしい明るい系の色がおすすめです。
服装全体とのバランスも大切です。
一例ですが、黒のワンピースにピンクベージュのテーラードジャケットを合わせ、ハンドバッグはモノトーンのbi-color、靴は黒のパンプスといったコーディネートなら、そこに持ってくるコサージュも白で明るさをプラスしたいところです。
ちなみに、黒や濃い紺色のコサージュについては、キラキラした素材でできているものでもない限り、入園式にはそぐわないので避けましょう。
入園式でコサージュ付けるのなら位置はどうする?
入園式でコサージュを付けるときには、その位置はどのようにしたら良いのでしょうか。
よく言われるのは、顔の色が華やぐ位置として、高めの鎖骨に近い胸部、そして左側とされます。
正装としてはブローチと同様に胸元左が一般的ですが、実は決まりが厳密にあるわけではありません。
子供の抱っこのことを考えて、左側ではなく右側にコサージュを付けても問題ありません。
鎖骨近くの高い位置が好まれるのも、その方が相手の視線も高くなり、見た目にすっきりすることからなのですが、この例のように抱っこの時に邪魔ならば、右にアレンジしても大丈夫です。
ただ、実際にあった例ですが、頭部にコサージュを飾るのは、目立ち過ぎるきらいがありますので、入園式の舞台では避けましょう。
まとめ
あなたを祝福します、という素敵な意味が込められているのが、コサージュです。
以前ほどは付けている人も多くはない印象ですし、地域性による違いも大きいようです。
それでも本来の趣旨からすれば、入園式の晴れ舞台には、ママとしてはぜひ堂々とコサージュを付けて出席しましょう。
その際には、派手すぎない明るめの色味のものを、奇抜でない程度の位置に(笑)、自由にアレンジして付けて行きましょう。
お子さんの笑顔とともに弾けるママの笑顔が、コサージュでより一層引き立つと良いですね。