お子さまの大学ご入学、おめでとうございます。
晴れの入学式ですが、高校までのそれとは違って、親が果たして出席するものなのかどうか、迷いを感じている人も多いようです。
大学の入学式で気になる親の出席率や、もし出席するのなら父親の服装と母親の服装は、それぞれどのようなものがふさわしいのか、ご紹介します。
大学の入学式への親の出席率は？
大学の入学式は、まず本人は、高校までと異なり一人で入学式会場に行くのが一般的です。
ではその保護者である父親や母親は、どのくらいの出席率なのでしょうか。
ある民間会社の調査では、自分の子供の大学入学式に出るのは母親で約60%、父親で約26%という調査データがあります。
5年以上前の調査に基づくデータなので、最近は多少状況も異なっているとは思いますが、この時点で『どちらかの親が出席する』ということでいえば、約6割の父兄が出席していることになります。
親の子に対する関心度が高まっていると言われる最近では、、この比率以上の出席率となっていてもおかしくありません。
つまり、現在では親（のどちらか）が、子の大学の入学式に参加することは、割と普通のことなんですね。
実際の入学式の会場は、大学それぞれに会場も規模も異なります。
私が卒業した大学では、たしか親や親族は、家族会場として別の場所でモニターで式の進行を見ているという方式でした。
確かに、親の式典への出席に否定的な意見として、大学の入学式に親が出席するのは過保護とする意見や、学生の自立を妨げるというような少々強引な意見（？）まであるようです。
ですが、本来入学式自体が日常のイベントではなく、学生の晴れの入学を祝う式典であること、義務教育を超えて親が入学金や学資を出してくれるのが一般的であることを考えれば、親が大学の入学式に出ることは全く問題ありません。
また、学校側でも親や祖父母の出席を見越して上記のような家族のための会場を用意しているところも少なくありません。
これは、大学の方としてもお子さんがどんな環境で学ぶのかを親に知ってもらう、一つの機会としている一面もあります。
大学によっては、入学式後に父母の大学見学会を予定しているところもあります。
土日の休日に入学式を予定する大学も多いので、もしあなたが親御さんなら、二度とないその機会を利用してみてはいかがでしょうか。
まとめますと、親であるあなたがお子さんの入学式に出席したいのであれば問題なく出席可能ですし、是非時間を作って、お子さんの晴れの日をお祝いしてあげると良いですね。
大学の入学式で父親の服装は？
男性の場合は、あまり選択の余地なく（？）黒や紺系統のダークスーツがおすすめです。形はシングルで、ストライプは入っていても控えめが良いでしょう。
紺といっても遠目には黒に見えるくらいのダークな色目が、落ち着いた雰囲気の中にもおしゃれ感が漂います。
ハレの日ですから、タイは明るめのパステルカラー系統でもおかしくありません。
シャツは逆にあまり濃色ではないものがおすすめです。
革靴は黒一択ですね。
まだ肌寒いような気温でしたら、上に着るコートは無難なステンカラーコートがおすすめです。
大学の入学式で母親の服装は？
父親の場合と同様に、母親もスーツスタイルで入学式に来られる方が一般的です。
それ以外の、着物や洋服、普段着（？）で来られる方は全体の1割弱といったところですが、これらの服装は無難とはいえません。
大学の入学式ともなると、子供と一緒にいる時はなおさら『同伴者』的なイメージでありたいところです。
ですから、あまり力んだ服装である必要はなく、地味目な色使いのスーツやお着物がおすすめです。
ワンピースを選ぶとしても、ジャケットは必須のこととして、モノトーン系を選びたいところです。
ただし、全体のバランスとしてダーク系が過ぎるのも華に欠ける嫌いがあります。
このような場合は、アクセントとしてコサージュで変化をつけても良いと思います。
または、持ち物の色味で多少の明るさを取り入れてみるのも一つの方法です。
まとめ
大学の入学式について、親の出席率や、出席するなら父親や母親の服装はどのようなものがおすすめか、について紹介しました。
私自身の大学入学式には、両親とも出席してくれて嬉しかった記憶があります。
ハレの大学入学式は、まさに一度だけです。
あなたが親御さんなら、我が子がこれから4年間過ごすこととなる大学キャンパスを知っておくという意味も込めて、お祝いの気持ちとともに出席されると良い思い出にもなると思います。
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