お子様の学校へのご入学、おめでとうございます!
これからかかる教育資金の調達先の1つとして、日本政策金融公庫の教育一般貸付(『国の教育ローン』)を検討しているというあなたに、その申し込みの流れと必要書類、審査にかかる期間、等についてご紹介します。
国の教育ローンで申し込みの流れは?
教育資金の調達方法としては、他にも民間の教育ローン等の選択肢がありますが、国の教育ローンは低利・固定金利でのローンとなりますので、他の民間の同様のローンよりもコストがかからないため、まずはこのローンを第一の選択とする人が多いです。
国の教育ローンで申し込みから融資までの流れを解説します。
まず、基本的には来店不要で、郵送か、公庫のホームページ経由でインターネットでの申し込みとなります。
この来店不要というのは、いそがしい父兄にとってはメリットの1つですね。
【国の教育ローンの申し込みから融資までの流れ】をまとめますと、
郵送、またはインターネットで申し込み(受験前や合格前でも可)
↓
審査(審査結果は申し込み後10日前後で発送)
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融資決定
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契約に必要な書類(後述)を日本政策金融公庫に郵送、または来店
↓
審査結果の連絡から最短10日で融資(貸付)の実行、となります。
融資金は、学校にではなく、申し込み本人の口座に振り込まれます。
その際、融資金から振込手数料、印紙代(借入金額により異なる)、保証料(連帯保証人を付けなかった場合)が差し引かれた金額が振り込まれます。
ざっと以上のような流れになるのですが、書類の一部でも不足していたり記入に不備があったりすると、その分審査が遅れかねないので、そうした事が無いように気をつけましょう。
国の教育ローンで必要書類は?
国の教育ローンの申し込み時に用意しておくべき必要書類としては、以下の書類が必要となります。
・借入申込書(ネット申し込みの場合不要):教育ローンコールセンターに請求し、原本を提出します。
・本人確認資料:運転免許証(住所変更ある場合は裏面もコピー)、またはパスポート。
・預金通帳(最近6ヶ月以上の記帳があるもの):住宅ローン(または家賃)と、公共料金の両方の支払いが確認できるもの。後者については2種類以上の支払いが確認できるもの。口座振替未利用の場合は、領収書(最近6ヶ月以上)を用意します。
・収入証明資料:源泉徴収票、または確定申告書控え(連帯保証人の保証をつける場合には、その方の同資料も)。
・資金使途の確認資料:(入学資金の場合)合格通知書、入学許可証。(在学資金の場合)学生証または在学証明書。授業料の納付通知書など。
・その他:世帯年収(所得)の上限額緩和を希望する場合に必要な書類。該当する要件ごとに提出が必要な書類がありますので、確認しましょう。
融資決定後契約に必要な書類を、以下にご紹介します。
契約に必要な書類を揃えて、日本政策金融公庫に郵送または来店して提出します。
【契約に必要な書類】
①『ご融資のお知らせ(兼借用証書)』:審査後に公庫から郵送されてくるものです。
②印鑑証明書
③(入学資金を利用の場合のみ)合格通知書、入学許可書等合格を確認できる書類の写し。
④『預金口座振替利用届け』:銀行口座からの引き落としによる返済を希望する場合。
⑤入金先の口座の預金通帳写し:口座確認のため。通帳の表紙と見開き1ページ目を確認します。
国の教育ローンで審査期間はどのくらい?
民間の教育資金ローンと比較してメリットの多い『国の教育ローン』ですが、審査にかかる期間については、デメリットとして挙げられることが多いようです。
つまり、結構審査・融資実行までに時間がかかるんですね。
審査までは最短で10日、融資実行までは申し込みから最短で20日程度を要します。
入学シーズンは特に融資申込みが集中することから、利用見込みならば、なるべく早めの申し込みをしましょう。
例えば現役の高校生の場合、在学中に申し込みを行なっておき、審査を通しておきます。
そして入学する学校に合格後に、融資の契約をして、入学までにお金を受け取ることができます。審査を通しておけば、精神的にも余裕ができますよね。
まとめ
固定金利で低金利、融資限度額は350万円以内、返済期間15年以内と、何かと使い勝手の良い国の教育ローン。
民間銀行の真似のできないメリットが多いので、教育資金調達の選択肢として人気が高いのもわかります。
ここではその申し込みの流れと必要な書類、審査にかかる期間等についてご紹介しました。
お子さんの教育資金調達の1つのご参考になれば、幸いです。
【日本政策金融公庫の教育一般貸付(国の教育ローン)】
問い合わせ・資料請求先
教育ローンコールセンター
0570-008656
月〜金/9:00〜21:00
土曜日/9:00〜17:00
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