お子さまの学校へのご入学、おめでとうございます!
合格の喜びも冷めないうちに、気になってくるのが入学金や学費、教材費等にかかる費用のことですね。
ここでは、銀行の教育ローンを利用しようとするときに知っておきたい申し込みの流れや申し込みの必要書類、そして審査にかかる期間について、ご紹介します。
銀行の教育ローンで申し込みの流れは?
各金融機関ごとに、手続きの流れにも独自性があります。ここでは一般的に多いタイプということで教育ローンの申し込みの流れを紹介します。
銀行の教育ローンについては、今や多様な申し込み方法があります。
銀行の支店やローンセンターの窓口での申し込み、郵送、そしてホームページからの申し込みがあります。
ホームページからの申し込みの中で、仮申し込みの制度がある銀行があります。
仮申し込みで審査がOKとなったのちに、窓口に来店、または書類の郵送をします。
この仮審査がOKとなっても、借りなくてはならないという義務が生じるわけではなく、改めて窓口にてローンの契約をすることになります。
これは言い換えれば、早めに教育ローンの申し込みをしておいて、お子さんが学校に入学が決まってから余裕を持って契約することができるということです。
ですから、仮申し込みをして借入可能額の提示を銀行から受けておく、ということが可能ですので、安心ですね。
【教育ローンの申し込みから融資までの流れ】をまとめますと、
銀行窓口、郵送、インターネットで(仮)申し込み
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(仮)審査
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(仮)審査通過
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契約書等の必要書類を郵送
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本審査(保証会社による)
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銀行窓口にて借入れの契約(※)
↓
融資(貸付)の実行、となります(あくまで、一般的な例です)。
(※)当該銀行にそれまで口座がない場合等、初めての取引となるケースでは、融資金の振込口座開設時か契約時のいずれかには、必ず契約者本人の確認が必要となります(公的機関の発行する本人確認資料(免許証等)の提示が必要)。
【豆知識】【教育ローンのタイプには2種類ある】
借入の形態により、銀行の教育ローンには以下の2つのタイプがあります。
1つ目は、『都度借入れタイプ』(当座貸越タイプ)です。クレジットカードについていたり、キャッシュカードについていたりするカードローンのイメージです。
例えば300万円までという極度額の契約を結び、銀行やコンビニ等のATMやインターネットバンキング等で、必要なときに必要な金額を借入できる方式です。
在学中は、元金の返済が据え置かれ、利息のみの支払いとなります。
元金の返済は、卒業時点の残高を一括、または証書貸付に変更しての分割で、支払うことになります。もちろん、ボーナス等で途中での繰上げ返済も可能です。
この当座貸越のタイプは、いつでも枠までは借入可能という使いやすさがありますが、計画的に返済していくのは借主であるあなた次第となりますので、ある意味、計画性のある借入れが求められます。
2つ目のタイプは、『一括借入れタイプ』(証書貸付タイプ)です。元利あわせて毎月一定額を返済していくもので、必要な金額を一括(一度の融資実行)で借りる方式です。
ただし、この方式でも在学中は元金の返済は据え置きにできることが一般的です。また、ボーナス時に増額しての返済を選ぶことも可能です。
以上、2タイプと述べましたが、実際には金融機関によっては2タイプを併用できるところもありますので、詳細については借入しようとする銀行窓口で確認しましょう。
銀行の教育ローンで必要書類は?
銀行の教育ローンの申し込み時に用意しておくべき必要書類としては、以下の書類が必要となります(代表的な一例)。
・本人確認資料:運転免許証/運転経歴証明書/パスポート/健康保険証/印鑑証明書/住民票、など。
・資金使途の確認資料:入学金や学費の納付書/支払いの証明書としての領収書、など。
・収入証明資料:源泉徴収票/住民税決定通知書または課税証明書/納税証明書/確定申告書控え(原本)、など。
すでに支払い済みの教育関係の資金についても、資金使途として認められる場合もあります。
その際には、使い道を確認できる領収書が必要となり、また、支払ってから1ヶ月以内だとか、3ヶ月以内の資金に限る、というように期間に制限が設けられることが多いです(期間は銀行によりマチマチです)。
銀行の教育ローンで審査期間はどのくらい?
銀行の教育ローンで、審査期間はどのくらいかかるのでしょうか。
どの金融機関も最近は個人の顧客の取り込みに注力しているので、個人ローンの審査体制にも力を入れているところが多いです。
個人的に知っているある銀行では、仮審査なら早ければ当日中に回答してくれます。一般的にも、『貸付できる・できない』という回答は2、3日以内に回答されるところが多いでしょう。
気をつけたいのは、せっかくこうした仮審査に通っていても、郵送による申込書や付属書類に不備があると、貸付の実行までに時間がかかることがあるということです(店頭での本申込より時間がかかることも)。
逆に、必要な書類さえしっかり揃っていれば審査も早く、スムーズに手続きが進みますので、提出時の自己チェックをしっかりと行ないましょう。
まとめ
銀行の教育ローンの申し込み手続きの流れや必要書類とローンの審査にかかる期間について、ご紹介しました。
銀行の商品としての教育ローンは、銀行により金利も違えば支払い方式も違うものもあります。
時間的な余裕があれば、こうした教育関係のローン商品を銀行ごとに比較して、あなたの希望条件にあったものを選ぶことを、おすすめします。
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