あなたが今まさに妊娠中だったり、または生まれたばかりの赤ちゃんがいて、猫と既に同居している場合、赤ちゃんに猫アレルギーが出ないかどうか心配なさっているかもしれません。
赤ちゃんに猫アレルギーが出るとしたら、いつ頃からなのか?
猫アレルギーは、いきなり出てくるものなのか?
猫アレルギーの赤ちゃんと猫との共存は可能なのか?
こういった点について、ご紹介します。
赤ちゃんの猫アレルギーはいつから出る?
まず猫アレルギーですが、症状としては、目鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、喘鳴、発赤などです。
アレルギーのタイプが花粉症やじんましんと一緒のタイプなので、症状もそれらのものと似ています。
赤ちゃんのアレルギー検査は生後6ヶ月経過後くらいからできます。
ですが、新生児の時にはアレルギー症状そのものが出ることが少ないと言われています。
赤ちゃんが生後間もなくで、アレルギー症状が出ていないのであれば、その検査を急ぐ必要はありません。
逆に言えば、いつ出るのかわからないのがアレルギー症状、なのです。
お母さん自身がそもそも猫アレルギー持ちだとしたら、なおのこと我が子が猫アレルギーにならないかと心配になる気持ちは理解できます。
ですが、いつ出るのかを気にしすぎてしまっては精神的にストレスになってしまいます。
猫アレルギーはいきなり出るの?
猫アレルギーも、その他のアレルギー症状と同様にいきなり発症するものです。
ですが、アレルゲンはいきなり持つということではありません。
そして大事なことですが、『猫を飼っているから』猫アレルギーになるわけではないのです。
現代西洋医学では、まだ猫アレルギーも完全に解明できているわけではありません。
親子間の遺伝による部分もあるという説もあれば、実際には親子間でアレルギーの有無がはっきりと分かれている事例もたくさんありますね。
一説には、生まれた時から複数の猫と一緒に暮らしていくと猫アレルギーにはなりにくい、というものもありますが、そうでないケースもあります。
ここでも、猫アレルギーが『いきなり出る』、ということ自体にあまり意識を向けすぎないことです。
出たとしても程度はケースバイケースですし、万一そうなったら最善の対応を考えれば良い、くらいの気持ちで毎日を楽しく過ごすことが大切です(すでにニャンコは居るわけですし)。
猫アレルギーの赤ちゃんと猫との共存は可能?
残念ながら赤ちゃんに猫アレルギーが発症してしまった場合、既存の同居猫との共存は可能なのでしょうか。
まずは、それが本当に『猫アレルギー』から来ている症状なのかどうかを見極めましょう。
猫に触れた途端にくしゃみや鼻水が出たり目が痒くなったりするのかどうか。
血液検査で猫アレルギーの抗体が(+)に出たとしても、そういったことがなければ、猫アレルギーの抗体を持っているだけ、という説もあります(ある大学病院の皮膚科部長)。
猫に触れて、すぐに目が痒くなったり鼻水やくしゃみが出るということがなければ猫アレルギーとは考えられない、ということです。
このケースでは、猫を手放すことも必要ないわけです。
逆に、猫と触れ合って上記のような症状がすぐに出てしまうようならば、猫との距離感を離す必要が出て来ます。
ここもまた程度問題なのですが、それでも出るときは出てしまうということがあります。
また、以下のような対策をとることで症状が軽減したり、または出ないままに推移している、というケースもあります。
【共存する場合の対策】
・猫の体を清潔に保つ。ブラッシングやシャンプーをまめに行なう。
・毎日部屋を掃除して綺麗に保つ。カーペットや畳は毛やフケを付着させやすいので、できれば避けるのが望ましい。
・高性能な、加湿機能付きの空気清浄機を常時使用する。
・掃除は、コロコロや水拭きを多用する。
・まめに部屋全体の換気を行い、埃が溜まらないようにする。
以上を参考に、共存可能な楽しい空間を作っていきましょう。
まとめ
赤ちゃんが猫と同居し始めるのには色々な不安もありますよね。
でもあまり猫アレルギーが出るかどうかにばかり意識を向けすぎず、清潔で快適な空間を作り、保てるようにしましょう。
猫アレルギーがあっても絶対に大丈夫、ということではありませんが、上記のような対策を施した上で、猫と楽しく毎日を過ごしている赤ちゃんもいるのも事実です。
可愛い赤ちゃんと愛猫と、末長くご一緒にいられますように。
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