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冬の風呂での立ちくらみの原因と対策 病院には行くべき?

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寒い冬の時期の入浴中、お風呂から上がるまさにその時に、くらっとめまいがして目の前が靄がかかったように暗くなってしまう。

これを立ちくらみといいますが、ひどいと吐き気をもよおしたり立っていられなくなることも。

一歩間違えば、転倒により身体に怪我を負ったりするリスクすらあります。

冬場に多い立ちくらみの原因と、その対策についてご紹介します。

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冬の風呂での立ちくらみは何が原因?

まず立ちくらみとは何かですが、医学的には起立性低血圧といいます。

ですが、一般に言うところの低血圧とは違い、起立つまり立ち上がりの時に起きる一過性の症状です。

また脳貧血という別名もありますが、一般的な貧血とも異なり、血液そのものには問題はありません。

一般的な貧血とは、赤血球等の不足していることを指し、酸素を運ぶ能力が低いため、動悸や息切れ等を引き起こします。

これに対して風呂場での立ちくらみは、急に立ち上がることで血圧も急に下がり、頭部に十分な血流が行き渡らなくなることで起こります。

通常は自律神経の働きにより、立ち上がり時に下半身に集中しがちな血流をコントロールして、上半身の血流を確保できるのですが、疲労やストレスの蓄積等により自律神経のバランスが取れなくなると、このシステムが正常に働かず、上半身への血流が不足してしまいます。

血流の不足は酸素の供給不足につながり、脳が虚血状態となることでめまいが起こり、立ちくらみとなります。

冬に、特に立ちくらみが多いとされるのは、お風呂場とバスタブとの温度差が大きくなるからと考えられます。

冬の風呂での立ちくらみ対策は?

冬の風呂場での立ちくらみの起こる原因がわかれば、それに対する対策も自ずと決まってきます。

直接的には、立ちくらみを防ぐには急に立ち上がらないことです。

お風呂場に限らず、ベッドやトイレ等でも、立ち上がりの動作開始時には『ゆっくりと』を心がけましょう。

上記のような、風呂場とバスタブとの温度差をなくすようにしましょう。

浴室内暖房や、なければ他の暖房器具を用いるなどして、浴室スペース全体を暖かく保ちましょう。

日中からややきつめの弾性ストッキングを用いるのも、血管が引き締まって、下半身に血流が集中するのを防止するのに役立ちます。

また、自律神経のバランスを正常に保つためにも、日頃からストレスや疲労をため込まないように気をつけます。

よく言われる健康法全般にも通じてきますが、

・良質な睡眠の確保、早寝早起きの励行。
疲労回復や、自律神経の働きを十分に確保するのに必要です。

・バランスの良い食事をとる。鉄分の不足を避けるため、それを多く含む食品(貝類やレバーなど)や、ビタミンCを多く含む食品も意識して摂りましょう。

・適度な運動(特に有酸素運動)を継続する。
体力不足が立ちくらみにつながります。ウォーキング、サイクリング、スイミング等の有酸素運動を、毎日20分以上続けましょう。

こういったことを普段から心がけることが、冬に多い立ちくらみの予防につながります。


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冬の風呂での立ちくらみで病院に行くべき?

単なる立ちくらみなら、上記のような対策を取り体力をつけて維持していく中で、改善したり解消したりするものです。

ですが、何度も繰り返したり、重度の立ちくらみでお悩みなら、大きな総合病院や大学病院などでの受診をおすすめします。

診療科としては、神経内科や循環器科ですが、何れにしても行くなら精密検査の設備の整った規模の大きい病院が良いでしょう。

まとめ

立ちくらみといっても、冒頭にあるように転倒のリスクもあったりして軽視できません。

日頃から、自律神経のバランスや働きを最大限に発揮できるように維持していきたいものですね。

あなたの立ちくらみの原因を見極め、対策をとる一つのお役に立てれば幸いです。

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