花粉症での目のかゆみの悩みは、とても深刻です。
すでに、目薬をさす、眼鏡やマスクを着用する、空気清浄機を回す、等々の対応を重ねて試していても、なかなか効果が上がらないこともあります。
濡れタオル等を目にあてがうと気持ちよく、多少その時だけかゆみがスッキリとすることもあっても、学校や会社などの1日の活動中ずっとし続けるわけにもいきませんよね。
花粉症は皮膚疾患でもあるので、目のみならず顔全体にかゆみが出てしまうことだってありえます。
ここでは目薬以外にも、花粉症による目のかゆみに有効な方法をご紹介していきます。
花粉症で目のかゆみに目薬以外の対策は?
目のかゆみ以前に、まずは花粉そのものを近寄せない環境設定が大切です。
空気を綺麗にして、布団に花粉がつかないようにするのはもちろんのこと、帰宅時にはコートについた花粉を十分に払ってから家に入るといったことは基本です。
目薬以外に、というかそれ以前に予防的にも試してみたいのが、ワセリンです。
高い保湿の効果と、肌に浸透しにくい性質とを持つワセリンは、皮膚に塗っても内部まで浸透しませんので、表面に付着した花粉をそこで食い止めてくれます。
目の周りに塗れば、全部とまではいえなくても、花粉をキャッチしてくれるので体内への浸透を防いでくれるのです。
ちょっとだけ『てかり』が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、侵入を防ぐ効果があるなら試してみない手はないですね。
ちなみに、市販品で一番精製度の高いワセリンはサンホワイトというモノで、こちらがおすすめですね。
もう一つ、食品にも注目します。
アレルギーの原因物質を抑制する効果が期待できる甜茶ポリフェノールを含む『甜茶』もおすすめです。
抗アレルギー効果が期待できるのは、バラ科の甜茶100%のものです。
ここでは詳細は省きますが、他にも乳酸菌が花粉症に有効ということはどこかで耳にされたこともあると思います。
ヨーグルトや乳酸菌飲料は日々の中でも取り入れやすい食品ですから、ぜひ試してみてください。
花粉症の目のかゆみは洗う対策を
目のかゆみにおすすめなのは、直接目を洗うことです。
ですが、色々と気をつけたい点があります。
まず水道水は、できれば避けましょう。
水道水に含まれる塩素が目に刺激的なので、頻回に使うのは安全性から推奨できません。
そこで、防腐剤無添加の人工涙液がおすすめです。
これは人間の涙に近い性質を持った液体で、涙液の補助に効果があるとされています。
防腐剤無添加なところは、安全ですね。
ですが新鮮なだけに、逆に開栓後は、使用期限内であってもなるべく早く使い切りたいところです(添付の説明書をご参照)。
目に入った異物である花粉を、涙同様の成分の液体で手軽に洗い流すことができるので、携帯して便利に使えます。
カップ式の洗浄液は、洗顔後に使わないと、顔の皮膚に付着した花粉が入ってしまうことになるので、そこは気をつけたいところです。
帰宅後は特に、ぬるま湯で十分の洗顔してから、洗眼するようにしましょう。
花粉症で目のかゆみにアロマも試そう
アロマテラピーでいわれる精油の効能は科学的に証明されてはいませんが、アロマを試すことで結果的に、『症状が緩和された』『楽になってぐっすり眠れた』等の使った人の感想をよく目にします。
ということで、藁をも掴む思いで花粉症による目のかゆみにお悩みのあなたなら、これもまた試している価値大、ですよね。
目のかゆみには、炎症を抑える作用を持つとされるアロマオイルがおすすめです。
例として、ラベンダーやカモミール、ミント系が挙げられます。
ペパーミントは、呼吸器系のトラブル緩和や、解毒作用により皮膚のかゆみや炎症に効果的とされています。
ティートリーやユーカリも、ペパーミントと並んで花粉症対策に勧められるアロマで、こうしたものには抗炎症、免疫力向上といった効果が期待されています。
強い殺菌消毒の作用もあると言われるティートゥリーも良いですね。
またお好みで、上のようなオイルと、オレンジ等のお気に入りのオイルをブレンドすると良いと思います。
そしてアロマオイルの使用方法ですが、目のかゆみ軽減を期待するならば、ディフューザーよりもマスクをおすすめします。
マスクの外側に1滴、アロマオイルを浸しておくだけで十分に揮発効果が得られます。
ブレンドも含めて色々と試してみて、あなたに合った目のかゆみ対策が取れると良いですね。
まとめ
以上、花粉症の目のかゆみに効果的な、目薬以外の方法や対策についてご紹介しました。
洗眼の前に洗顔、と覚えておくと良いですね。
見た目の点が気になるとしても、背に腹は変えられないとすれば、ゴーグルして予防することも効果ありです。
表面がツルツルのコートを着ることでも、ゴワゴワのコートよりも花粉の付着を軽減できますので、これも試してみましょう。
また、インターネットを活用して花粉情報をまめにチェックして、花粉の飛散量や時間帯、場所に注意して過ごしましょう。