正月太りって言葉、よく耳にしますよね。
確かに、クリスマスから始まって、大晦日の年越しそば、年が明けてからのおせち料理、お雑煮と数々続く豪華な食事たち(笑)。
これらをまともにお腹いっぱいにいただいていたら、多少なりとも太らない方が不思議というものです。
年末から始まるこの食べ過ぎの連鎖を断って、確実にそれまでの体型を取り戻したい!という方のための運動や食事について、ご紹介します。
正月太りの原因は何?
おせち料理、お餅、お酒とそのおつまみ、お雑煮、みかんなどの果物など、お正月の食卓によく見受けられる食品は、どれも(食べすぎれば、という条件付きですが)正月太りにつながります。
例えば、市販のお餅一個でお茶碗2/3杯から1杯程度のカロリーですから、つるっと食べやすいお雑煮でお餅を2、3個ずつ毎日のように食べていたら、これは太りますよね。
ちなみに、さらっと書きましたが『みかん』のような食べやすい果物であっても、水分が多く含まれていたり、基本的に身体を冷やすほうに働くものは正月太りにつながっていきますので、食べ過ぎには気をつけましょう。
そして、お正月が寒い時期なので、他の季節よりも、そして特にお休みモードであることからも、運動不足になることで『太り』の原因となります。
正月太りを解消するのにおすすめの運動は?
ウォーキングが、ずばりおすすめです。
他の本格的な運動をジムで行なうよりも手軽ですし、人それぞれ置かれている環境の違いはあっても、一般的に継続しやすい運動だからです。
下半身の強化にもなり、特に女性に多い冷え性の改善にもなります。
おすすめのウォーキングですが、いくつかのコツがあります。
【ウォーキングのコツ】
・自分が通常思っているよりもやや早足で、歩く。目安は1分間で80メートル相当くらいのペースで。
・あごを引いて、背すじを伸ばして腕をしっかりと振って歩く。
・骨盤あるいはおへそを前に押し出すイメージで、やや大股で歩く。
・1回のウォーキングで30分間は、歩く。
・週に5日を目標に、歩く。
上の4番目の『30分間』というのは、歩行のような有酸素運動では脂肪が燃焼し始めるのが、運動してから20分を過ぎた頃からなので、そこから来ています。
また、30分間が目安というのであれば、手軽にできるという条件を満たしているので、おすすめできるわけです。
当然ですが、寒い時期ですから防寒はしっかりとした上で、そして着脱の容易なウェアでお出かけくださいね。
正月太りを解消するのにおすすめの食事は?
タイミング的にもちょうど良い『七草がゆ』が、おすすめです。
お正月休み明けの一月七日の朝に、七草粥を作って食べる風習が日本にはあります。
これがちょうどもってこいの、正月太りのリセットメニューとなります。
七草がゆの効能効果については色々なところで解説されているところですが、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていたり、脂肪を消費しやすくしたり(これ大事)、便通の改善にもつながったり、むくみの解消に効果ありとされるものもあったりと、七草にはまさに正月に食べ過ぎた胃腸に優しい成分がしっかり含まれているのです。
ですが、やはりおかゆがベースですから七草がゆを食べすぎれば元の木阿弥、というやつです。
七草粥の一杯(200g)は152kcalで、全がゆ1杯が約142kcalですから、七草がゆをお椀1杯だけ、いただくようにするのが大切です。
そうすれば同じ1杯でも、ご飯1杯249kcalよりもぐっとカロリーが抑えられますので、ダイエットにもつながりますね。
まとめ
以上、正月太りの原因や対策、解消につながる運動や食事についてご紹介いたしました。
もちろん、そもそも太らないように食べるのが一番良いわけですが、よくいう『お正月くらい』良いのでは、ということもよくわかりますので。笑
七草がゆについては、ちょうど良いタイミングであっさり系のメニューとして楽しめる風習で、とても気が利いてますよね。
正月の食べ疲れの後には、ぜひ七草がゆを味わって食べてみてください。