他の子に比べて、よく『寒い寒い』と言っていたり、手足の先の方が冷たくなりやすい、湯たんぽやカイロなど体を人工的に温めるものが好きだったりと、『冷え性』の子供を見ているのは辛いですよね。
親として、子供の冷え性にして挙げられることはないのか。
そもそも、冷え性の根本的な対策や予防法はないものか。
明日からでも簡単に取り組める、具体的な対処法をあなたにご紹介します。
子供の冷え性対策でおこなうことは?
実は冷え症は西洋医学的には統一的な定義はないそうで、つまり病気とは認められていません。
ですが、何らかの生活習慣上の原因となることがあって、これだけ多くの人が実感しているのではないでしょうか。
体温が低めに推移したり、部分的に強い冷えを感じること自体は、人により、また時により実際にあるわけですから。
さて、体温という熱エネルギーを発している場所は、体の中の筋肉が6割程度と聞いたことがあります。
とすれば、活発な子であれば格別、そうでないインドア派な子には運動をさせれば良いとの方向性が出てきますが、そもそも現代っ子はスマホやゲーム機に向かい合ったり、はたまた勉強勉強でひたすら机に向かっていたりと、インドアで過ごす時間や姿勢が多いのが常態となっています。
運動嫌いの子もいますので、単純に『身体を動かそうね!』でいかない事情もあると思います。
まずは、少なくとも体を冷やすような食品は避けてあげることをおすすめします。
子供の好きな甘いもの、特に白砂糖を使っているものは最低限にすること。
大人もつい口にしてしまいがちですが、白砂糖は本当に身体を冷やす方向に働くので、私たち大人も控えめにしたいものです。
そして冬が旬の食材は、体温を上げてくれるものが多いので、積極的に取り入れていきたいところ。
冬によく見かける里芋やサツマイモ、カボチャなどは温めて食べると確かに体が温まりますね。
玉ねぎ、ねぎ、ごぼう、ジャガイモやレンコンといった根菜類も、体を『根本から』温めてくれる食材なんです。
逆に、南国で採れるバナナ、パイナップルやキウイフルーツなどは身体を冷やす方向に働きますので、子供は大好きですが、控えめに与えたいところです。
『コタツにみかん』は冬の一場面ですが(笑)、高温で乾燥しがちな室内にはみかんが水分を補給してくれるというメリットはありますが、水分がそれだけ多く含まれているということで、冷え性のお子さんなら摂りすぎはNG!ですよ。
子供の冷え性に足のマッサージは効果あり?
はっきりいって『効果あり』、です。
単純な話、冷えは血流の低下からきているわけですから。
ですが、大人が子供に対してマッサージしてあげるときに注意したいのが、その強さ加減です。
良かれと思って力を込めすぎるとお子さんは痛がりますし、その後はやらせてもらえなくなるかも知れません。
本人に『気持ちいい?』と逐一聞いて確かめながらマッサージすれば間違い無いでしょう。
強さ加減は、気持ち良いが基準、と覚えておきましょう。
手軽にスキンシップを取るくらいの要領で、足指の先端から足首くらいまで、指は一本一本丁寧に、皮膚の『遊び』を取るように優しく撫でたりマッサージしたりして、血流を促してあげましょう。
タイミングとしては、お風呂上がり後とか就寝前のリラックスしている時がおすすめです。
子供の冷え性対策で腹巻きは効果あり?
お腹、特に下腹部を温めることで体温は上がりやすいので、そこを温める腹巻は冷え性のお子さんにぜひ試してみたいおすすめグッズです。
お腹を温めるということは内臓を温めることにつながり、内臓、特に胃腸が活発になれば消化やお通じもスムーズになるというメリットもあります。
腹巻といえば大人女子用の腹巻が、数年前から流行ってきましたね。
子供用のそれは以前からあるようで、改めて見ますと大人用以上にカラフルで色々なバリエーションがあります。
楽しい絵柄のものもありますので、これならお子さんも抵抗なく着用できるのではないでしょうか。
まとめ
以上、冷え性一般についての解説と、子供の冷え性にしてあげられることの具体例を、いくつかお伝えしてきました。
特にマッサージについては、お子さんとのコミュニケーションの一つともなりますので、上手にできて喜んでもらえるようがんばってみてくださいね。
お子さんが冷え性でお悩みのあなたに向けて、お役に立てれば幸いです。