夏の炎天下でも、全く暑さも物ともせずにゴルフのプレーを楽しんでいる人がいます。
よほどのゴルフ・フリークなのかもしれませんが、熱中症でゴルフ場から運び出される人も毎年出るのも、事実です。
そこで、ここでは夏にゴルフをするときの熱中症の対策について、そして服装やグッズのおすすめを、紹介していきます。
ゴルフのときの熱中症対策おすすめは?
7、8月という日本の猛暑の季節で予想気温が高くなるような時にゴルフをするのなら、熱中症には十分気をつけたいところです。
そもそも熱中症とは、発汗や皮膚の温度調整がうまくいかなくなり、体全体の体温調整もバランスを崩して起こる症状です。
体内に熱がこもった状態は、脱水やけいれん、嘔吐などの症状を引き起こします。
外気温が高くなるのを避けられれば、熱中症にかかるリスクも減らせます。
この点、コンペ等でないのであれば朝一番のスタートにして、可能であればスループレーにしてみるのはいかがでしょうか。
涼しい時間帯をなるべく多く取り入れる、ということですね。
ここで注意したいことですが、朝早い起床とはいっても、睡眠時間そのものは削らないようにしましょう。
疲労が溜まっていては、熱中症になりやすいといわれますので。
また、暑さそのものに慣れていないことでも、熱中症にかかりやすくなります。
いきなり18ホール本番の日を迎えるのではなく、その日までに、日中の暑い時間帯の外を歩いて暑さを体感しておくのも、熱中症への一つの備えになります。
体の表面の温度を下げることも、重要な熱中症対策の一つです。
具体的には、濡れタオルを作って保冷のバッグに入れて(カートで)持ち歩き、こまめに体表の汗を拭き取ります。
そして体の内側からの熱中症対策としては、なんといっても水分と塩分の補給が大切です。
熱中症予防のための水と塩の摂り方や、摂るべき水分の量、予防のための飲み物の作り方は、こちらの記事にまとめました。よかったらご参考にどうぞ。
熱中症予防で水と塩の摂り方は?水分の量や飲み物の作り方を紹介!
ゴルフで熱中症にならない服装は?
それでは次に、ゴルフで熱中症にならない、あるいはなりにくい服装はどのようなものでしょうか?
熱中症にかかりにくくするのには、汗をよく放散してくれ、体温を下げやすいものが好適です。
通気性が良くて吸湿性にも優れる素材からできている服装が、おすすめです。
通気性を生かすためにも、サイズ感は大きめのウェアを選ぶと良いでしょう。
日照をなるべく直接受けないように、上は長袖のウェアを選ぶようにします。
ゴルフは例えばパッティングやスイング中など、頭を前傾して行うシーンが多いスポーツです。
頭が前傾しているので、後ろの首すじが自然と日焼けしやすいです。
そこで、首すじからの体温の上昇を抑えるためにも、後ろ側にもひさしのある帽子をかぶるか、ポロシャツの襟を立てて直接日光に当てないようにするのも、おすすめです。
また、服装自体の色ですが、黒のウェアは輻射熱を吸収しやすいとされますので、黒色系統のカラーのものは避けると良いでしょう。
服装ではありませんが、ゴルフ用の日傘もありますので、これを使って日照を避けるのも良い方法です。
ゴルフで熱中症対策のグッズを紹介!
ゴルフの時に熱中症対策となるようなグッズを、紹介します。
上の服装と合わせて、上手に熱中症を予防しましょう!
□冷却スプレー
衣服の上から吹き替えて使うタイプの冷却スプレーなら、手軽に使えます。
ただし、ゴルフのようなある程度の長時間にわたるプレーで使うには、コストは気になるところです。
□ネッククーラー
水に浸して使うタイプのネッククーラー。表面がサラッとしているのは助かります。
□クーリングキャップ
水につけて使うタイプのキャップです。マメに水につけて絞るのがポイントですね。
□アイシングバッグ
簡単にいうと「氷のう」です。 ネッククーラーではなかなか冷えないという方に。
クラブハウスで氷は分けてもらえるところがほとんどだと思いますが、念のため事前に確認しておくと安心です。
以上、ゴルフ場での熱中症対策のグッズを紹介しました。
これらとあわせて、500mlのペットボトルに凍らせた水を4本、つまり2ℓ分を持っていくと、18ホール通じて、飲料水+アイシングのツールとして使うことができますので便利ですよ(個人的経験からですが)。
まとめ
ゴルフの時にとりたい熱中症対策と、プレー時の服装のおすすめ、そして熱中症対策のグッズについて、紹介しました。
ラウンドするときは、日常生活の時よりもずっと歩くことになる人がほとんどだと思います。
炎天下のラウンドは、体の内側と外側の両面からのクーリングを意識して、しっかりと熱中症対策しつつ楽しんでくださいね。
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